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2003年12月22日

利益成長率からみた企業の実力2 2003年 12月22日

バフェットの銘柄選択術シリーズ

今日は前回の続きです。 さて下の図を見て下さい。 
今回は、当サイトのルールを破り、算数以上の数式が出てきてしまいます。ごめんなさい。
よって、中学生以下の読者の方は読み飛ばして下さい。  

日本を代表する金融会社である内田総業の、1990年以来のEPS(一株当たり利益)の推移を
見たものである。
(例え話ですから、見覚えのある社名は気にしないで下さい)

内田総業
1990107円
1991116円
1992128円
1993142円
1994164円
1995160円
1996190円
1997239円
1998243円
1999269円
2000292円


この数字をもとに、内田総業の過去10年間のEPS成長率を計算してみよう。
まず、2000年のEPSである292円を1990年のEPSである107円で割って、2000年のEPSが
1990年の何倍になっているか求める。 次に、この値の累乗根(この場合は10年に対応して
いるから10乗根)を計算し、そこから1を引く。

エクセルか関数計算機に入れる計算式にすると。


(292/107)^(1/10)-1 となり、リターンキーを押します。

答えは 0.1056 でパーセントで表示したものが、目的のEPS成長率
 10.56% である。

次に、より短期の成長率を計算してみよう。 
過去5年間の成長率を調べてみる、計算式はまったく一緒です。
ただ、1990年の数値を1995年の数値にして、乗根を5に変更するだけ!! 

これを、計算式にすると。


(292/160)^(1/5)-1=0.1278 となり直近5年間のEPS成長率は 12.78%である

つまり、過去10年の成長率に比べて、直近5年の成長率の方が勢いがある。
これは、最近の企業の勢いを示している。しかしながら、注意深くその理由を調べる。
 

ヒット商品が生まれて平均値を上げているだけかもしれない。
どんな馬鹿でも儲かった、好景気のせいかもしれない。
はたまた、アナタの計算式の入力ミスが原因かもしれない  

二通りの成長率を比べる事によって、企業の成長率の勢いを、いい加減ではあるが、
おおよその判断ができるのである。 
直近5年の成長率が過去十年の成長率より鈍化しているのであれば、
成長に勢いがなくなったのかもしれない? と疑いその原因を調べる。



直近の利益の落ち込みをどう見るか?

順調に利益成長を続けた企業が直近で大幅に利益が落ち込んだり、
赤字に転落したりした場合のEPS成長率の計算方法を考える。

1990
1991
1992
1993
1994
1995
1996
1997
1998
1999
2000
シモネタ産業袖の下商会
107円成長率を計算する時の分母-107除外
116円116円成長率を計算する時の分母
128円128円
142円142円
164円164円
160円160円
190円190円
239円239円
243円243円
270成長率を計算する時の分子270円成長率を計算する時の分子
 48円除外-169除外


では、シモネタ産業の場合には、1990年の数値を分母にして、1999年の数値を分子にする。
そして、計算は9年分のデータで行うので、乗根は9で計算する。 計算式は


(270/107)^(1/9)-1=0.1083 となり

1990年から1999年までの成長率は10.83%だった、では直近で落ち込んだ原因は何だろう?
これを詳しく調べる。もし、一時的な利益の落ち込みであれば、さらに調査を続行する。 
ちょっとでも不安があれば、ヤフーファイナンスで

注目銘柄としてマーク
するだけにする。

次に 袖の下商会の場合には、1991年の数値を分母にして、1999年の数値を分子にする。
そして、計算は8年分のデータで行うので、乗根は8で計算する。 計算式は

(270/116)^(1/8)-1=0.1113 となり

1991年から1999年までの成長率は11.13%だった、これも直近で落ち込んだ原因を調べる。
後は一緒、不安があれば、ヤフーファイナスで注目銘柄、面白いと感じたら調査続行。


注意事項 

1 上記の二社は直近5年の計算との比較は、意味がないので割愛する。 

2 自社株買いなどの影響で、EPS(一株当たり利益)が上がっているケースがあるので、
  必ず、発行済み株数を調べたり、売り上げや純利益の推移と比較して下さい。

3 最低でも7年のデータが必要と「バフェットの銘柄選択術」では言っていますが、
  厳密にそんな事をしたら、買える企業はなくなってしまいます。
  私は、最低7年を最低 秘密年とパラメーターを変えております。 


日本では米国と比べると
合法的な会計操作がやり易いので、注意が必要です。
キャッシユ・フロー計算書が義務化されたのは3年前ですから、それ以前の利益はハッキリ
言って信用しないくらいの気持ちで分析しましょう。
でも、疑い過ぎるとキリがないので下記の数式を見て下さい。 
キャッシュ・フロー計算書がなしでおおまかな利益を知る方法です。


B/Sの余剰金で長期の収益性を読む。

(利益余剰金/創業年数)  

これで、企業の毎年積み上げた、利益余剰金の平均値が分ります。 
調べたい年の純利益をこの数値を2倍したモノと比べて、
あまりにもかけ離れている場合は
何か怪しいと思って下さい。
何故、2倍にするのかというと、当期利益の半分が蓄積されて利益余剰金になると考えるか
らです。少々、乱暴で精密さを欠きますが、これを、過去に遡って、毎年数値を変えてやって
みれば、ある程度は、合法的な会計操作を見抜くには有効であると思います。 
そして、チョットでも怪しいと感じたら別の企業を探しましょう。
機関投資家のように絶対に株を買わないといけないという、決まりはありませんからね。
個人投資家は 一生のウチに3回 投資が成功すればいいとバフェット様は言ってます。

結論です。

株主価値がどれだけ増えるかは、その企業の経営陣がEPSをどれだけ成長させられるかにかかっている。

EPSを成長させるには、毎年、利益の一部を内部留保し、高収益につながる再投資をつづけなくてはならない。

EPSの成長は、やがて株価に反映され、株主価値の増大が実現する。 

何年たっても株主価値が増大しなかったら、
運が悪かったと、あきらめて
(EPSが順調に成長していたら、そんなケースは、有り得ないと思うけどね)


今日の一言


お金を稼ぐのは簡単です。
むしろ、使うほうが難しいと思います。


                         ウォーレン・バフェット

 

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