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2004年1月 2日

長期の複利効果 2004年 1月2日

バフェットの銘柄選択シリーズ

バフェット様は今来期の業績など、短期の業績動向をあまり重視しない。
その企業が今後10年間でどれだけの利益をあげるのか?という事が重要と考えるからです。 
バフェット様にとって投資とは、消費者独占型の企業を選び、
後は長期的な複利の効果に任せるものなのである。

下の表は、前回のバフェットシリーズで登場した「デタラメ商会」と「ろくでなし商事」が、
今後も同じROE(株主資本利益率)を維持して、利益の全てを内部留保して再投資した
場合の、株主資本と税引き利益の推移を予想したものである。

でたらめ商事
.株主資本ROE税引き利益
1年目600万円33%198万円
2年目798万円33%263万円
3年目1062万円33%350万円
4年目1411万円33%465万円
5年目1877万円33%619万円
6年目2496万円33%823万円
7年目3320万円33%1095万円
8年目4416万円33%1457万円
9年目5874万円33%1938万円
10年目7812万円33%2578万円
11年目1億391万円33%3429万円
ろくでなし商事
.株主資本ROE税引き利益
1年目600万円8%48万円
2年目648万円8%52万円
3年目700万円8%56万円
4年目756万円8%60万円
5年目816万円8%65万円
6年目882万円8%71万円
7年目952万円8%76万円
8年目1028万円8%82万円
9年目1111万円8%89万円
10年目1199万円8%96万円
11年目1295万円8%103万円


これが、長期の複利効果である。(ゼニがゼニを生む雪だるま現象)
利益を再投資する事で、資本が増えていくスピードが雪だるま式に速くなるのです。

しかも、ろくでなし商事よりもROEの高い、デタラメ商会の「複利の効果」の凄まじい破壊力に
びっくりします。 そして、2社の11年後の株主価値の差は、 

深田恭子とハナクソほどに違うのである!!
(
 月とスッポンほど違うという意味です。)


この2社のどちらかを選んで投資する場合には、間違いなくバフェット様は、
デタラメ商会のような企業に投資する。

って言うか、誰でもデタラメ商会を選ぶと思う、、、

この表はあくまでも例えですから、デタラメ商会のような企業だけに投資をしなさい。
という意味ではありません。イメージとして、こんな感じだよと理解してもらう為のモノです。
「バフェットの銘柄選択術」は米国市場を例にしているので、ROE33%という例えはあくまでも
米国企業の話です。そして日本では、ろくでなし商事のROE8%だってなかなかのモノです。
ROEが8%、、日本でこんだけ、あれば優秀な部類ですな、、、

日記で何度も言ってますが、ここは大日本帝国です!! 


米国の投資本の数値を鵜呑みにしても日本市場ではマッチしないケースが多いのです。 
私は日本でデタラメ商事のような「化け物企業」は見た事がない、、
あっても、割高過ぎて話にならない、、、

だけど!! 私が見落としているのかも、、、

もし、10年連続ROE33%でしかも割安だ!!
 

という、とんでもない企業が日本にあるなら

誰か教えてちょーだい!!  謝礼はタップリ払うから!!

さて、このサイトの口癖である
「会社は株主のもの」ということを考えると、複利の効果
により凄まじく増加した株主資本(BPS)は
当然株主のモノなのであります。 
よって、デタラメ商会に投資した場合、10年間で株主価値が約17倍に増加すると考えます。 

ただし!! あくまでも!! 理論上の話です!! 


11年後、デタラメ商会を市場参加者が
適正に評価してくれるのであれば株価も、17倍に
なっているハズと考えます。 

しつこく、もう一度!! あくまでも!! 理論上の話です!! 

市場が
に効率的であれば良いのですが、実際は市場は時々効率的になるのです。
ですから、何時頃に適正に株価が評価されるのかは、ドラえもん以外は誰も分りません、、

しかも、利益を全て内部留保をして再投資を10年間成功させるなんて化け物経営者なんて

日本の企業経営者ではマズいない!!

たいていの経営者は、調子にのって新規事業参入や、意味があると思えない企業買収をして
みたり、豪華な本社ビルを建てたりする。 
これは、我が皇国が完全な資本主義国家でない事が原因です。 
つまり、会社とは
「創業者と従業員のもの」という認識の経営者が多いからです。
何故、このような経営者が多いのか? は後日の日記のネタが減るのでここでは割愛します。  

つまり、我国でデタラメ商会のような企業を見つけて投資をするという事は、
前提となる条件があまりにも多すぎて現実的とは言えない。
上の図はあくまでも、イメージや極端な例としてとして考えなくてはならない。

ただ、こう言ってしまっては


それなら、何でアンタはバフェット様
を崇拝するの?? 投資手法をマネするの??
 

との疑問の声が聞こえてくるので、、、、

素晴らしい企業を発掘して長期的に投資した場合に成功する理由を説明します。
下を御覧下さい。(行動ファイナンス理論を勉強すると面白いくらいに分ります。)


俺様が素晴らしい企業や割安株を発掘し投資する。
(長期投資家・バリュー投資家・裁定投資家)


俺様の鋭い予測通りに企業は順調に成長する。
(運が良かっただけかも、、でも、とり合えず株主価値の増加) 



株主価値の増加や割安に気が付いたヤツが株を買う。
(アクティブ投資家・投機家・出遅れたバリュー投資家)
(この時、財テクおばさん・株オヤジ・ド素人は全く気が付かない)



出来高の増加に気が付いたアナリスト(予想屋)が騒ぐ
(この時、財テクおばさん・株オヤジ・ド素人は指をくわえて見守るだけ。)
 



アナリストが騒いだので、サラに出来高が増えた!!
需給の制約で今まで買いに動けなかった機関投資家が買う。
同様の大手パッシブ投資家、証券会社の自己売買部門も買う。

(この時、財テクおばさん・株オヤジ・ド素人は半信半疑)



大手投資家による大量取得の為に株価上昇!! 
(この時は、財テクおばさん・株オヤジは悔しがる。ド素人は、まだ半信半疑)

株価上昇を見た、財テクオバサンと株オヤジも、ようやく参戦。
少しは利益が上がる。有頂天になり、ド素人に自慢しまくる。
(しかし、俺様・バリュー投資家・裁定投資家は割高になったので売り払う。)

ここで、大手の投資家・投機家は利益を確定したいと考える。
しかし、大手の投資家・投機家は大量の保有株を放出すると株価が下落してしまう。
そこで、証券会社と結託して割高になった、株をド素人(カモ)をに売りつけ
利益を確定する事を企む。
証券会社は「受け皿」を作る為に、子会社に新しいファンドを設立させる。 

その名も
 急成長 トンデモ割高 ファンド!! 
その他、割高株を有名アナリストに「袖の下」をやって宣伝させる。
スポンサーになっている、財テク雑誌で宣伝させる。



財テクオバサン・株オヤジの自慢話を聞いたり
財テク雑誌を信じたり、アナリスト(予想屋)の宣伝を信じた
筋金入りのド素人(カモ)がようやく参戦!!


アナリストの宣伝をや財テク雑誌を信じ込む、ド素人は値上がりを渇望して、その株を買う。 
ド素人に割高株を押し付けた、投資家・投機家・証券会社は利益を確定してホクホク顔、


さて、高値で株を売りつけられたド素人の皆様に質問!!

値段がつり上がった、その株を
いったい、誰に売りつけるの?
言い換えれば、どうやって
アンタより
カモなヤツを見つけるの?


答え そんなヤツはいない、それより高くは売れない!!  気が付いたら自分が最後のカモ!!
値上がりしなくてイライラした「ド素人」が諦めて売り払う。
そして、アコギな投機家は空売りを開始する!! 


売りが売りを呼び株価は下落!!

そしてまた、株価は割安になる。バリュー投資家・裁定投資家・空売りの投機家は
もう一度割安になった株を買い戻す。 

こうして、一番最初の状況に戻る。



歴史に株式市場が登場してからは、延々とこれの繰り返しですな。
この、状況が循環する年数、期間は不定期である。 
しかし、長期間であれば、必ずこのようなパターンになる。

・・・・歴史は繰り返えされるでんな・・・・





でも明日、核戦争がおきたらごめんなさいよ!!


 


そして、
短期では適正に評価されない企業も長期間で見れば必ず適正に評価されます。
だから、優秀な企業を発掘して長期投資をしましょう!! 
とバフェット様は言っているのです。
長期投資は地球に彗星が激突したり、核戦争が勃発しない限り最も有効な投資法なのです。 

あっ!! 横文字と難しい言葉を使っちゃった!!

アクティブ・パッシブ・裁定・の意味
厳密な定義をここで述べると、横文字の説明にさらに横文字が登場して収拾がつかなくなる
ので、簡単でいい加減な説明をします。

誰だ? 実はよく知らないのでは? なんて事を言う不届き者は??

アクティブ投資家とは、チョコまか素早い動きの投資家や投機家と憶えましょう!!
パッシブ投資家とは、市場全部を丸ごと買うインデックス投資家と憶えましょう!!
裁定投資家とは、理論価値の歪みや市場の歪みを利用して利益を上げる投資家のこと。


結論です。

バフェット様は株式を一種の「擬似債券」ととらえる。
バフェット様はEPSは利子と考えROEは「擬似債券」の額面利率と考える。

ROEが高い企業は「複利効果」を利用して株主価値の増加が普通の企業よりは早い。
但し前提となる条件が多いので必ずそうなるとは限らない。

ROE33%を10年連続達成!! なんて化け物企業は日本では少ない。
よって、ROEは10%もあれば「御の字」である。

ROEが10年連続33%なんて企業は、あったとしても、馬鹿らしい程に割高である。 
もし、割安でそんな企業が、あったら私にメールで教え下さい!! 謝礼はタップリ払います!!



今日の一言 

悲しいことに、「危ない話題」の時はアクセスが増えるのに真面目な話題だとアクセスが減る!!


お願いだから、笑える部分ばかりを拾い読み
しないで下さい。 

        
                                                  内田 博史

 

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