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2004年1月 6日

期待収益率(皮算用) 2004年 1月6日


バフェットの銘柄選択術シリーズ

投資を評価する一つのモノサシ

バフェット様は消費者独占型企業(いけてる企業)に目を付けると、期待収益率を計算する。
そして、株価が下落して期待収益率が満足できるくらいまで上昇するのをジッと待つ。
消費者独占型企業(いけてる企業)でも時々、悪材料に見舞われたりマヌケな大失敗をする。
それが原因で株価が下落している時に、バフェット様は猛然と買いに入るのである。

バフェット様が買うかどうかは疑問であるが、悪材料の具体的な例を上げると吉野家である。
米国で狂牛病の牛が見つかり、牛肉の調達が出来ないという困った事態に見舞われている。
牛丼屋が牛肉を調達できないのでは、水道を止められた水商売と同じである。
では・・・ このまま吉野屋は潰れてしまうのだろうか??
私はそうは思わない。今までに溜め込んだ莫大なゼニがあり必ず復活すると思う。

牛丼は吉野家が一番である!! 
私は吉野家以外の牛丼は食べない!!


しかし、この企業はマヌケな事をやりすぎている。

過去に材料費をケチって牛肉の質を落として潰れた前科がある。

中途半端なスシ屋だかレストランだかワケの分らん企業を救済して
本業の利益を吹っ飛ばしている!!


とにかく馬鹿なことをやりまくっている・・・・ 
私は買わないがバリバリのグレアム信者が買うくらいに株価が下落したら考えてみる。 

ここで、復活を祈願して吉野家に声援を送りたい・・・












調子のいい時も、黙って牛丼だけ売ってろ!!

理解の出来ないヘタクソな再投資をしないで、資金を牛肉の仕入先の開拓や自社株買戻し
などに資金を使っていれば、今回の事件でのダメージは少なかったハズである。

さて、可哀想な牛丼屋の話はほっておいてと。 期待収益率とはなんでしょうか?

たいていの場合は取らぬ狸の皮算用であります!! 

しかし、こう言ってしまっては話にならないので期待収益率を考えてみましょう。
但し、消費者独占型企業であり、強力なブランド力があり、過去に順調に利益成長をして来た
企業である事が大前提の話です。

10年連続、ROE20%を維持してきた「内田総業」という素晴らしい企業があったとします。
現在の株価は1000円、現在のPER(株価収益率)は10、現在のEPSは100円
現在の一株当たり株主資本は700円。 現在のROEは20%
過去10年の最高PERは20、過去10年の最低PERは現在と同じ10、
そして、このまま10年後もROE20%を維持出来るものと仮定します。
あくまでも仮定です!! あくまでも皮算用であります!! 

そして、純利益の50%を株主配当にして残りの50%は内部留保となり資本に組み込まれる。
このように仮定した場合には、株主資本(BPS)は毎年10%増えていくと仮定する事が出来る。

という事は、

現在のBPS*(1+毎年加算される分)^10=10年後のBPS(皮算用)となり 

 

エクセルか関数計算機には具体的に下のような数値を入れて計算をする。
700*(1+0.10)^10 と入力してリターンキーを押すと1815.6となる。
つまり、現在700円であるBPSは10年後には 1815円になっていると考える事が出来る。

この数値を元にして10年後の株価を出してみるには、まずEPSを計算しなくてはならない。 

BPS*ROE=EPS となるから 1815*0.20=363 となり10年後のEPSは363円である。
EPS*PER=株価 となるから 363*10=3630となり10年後の株価は3630円と予想する。
これは過去最低のPERである10で計算している、もし10年後に内田総業が絶好調で注目さ
れていたり好景気などが原因でPERが20倍の場合には 
なんと7260円である。

あくまでも仮定です!! あくまでも皮算用であります!! 

では、これを毎年の利回りにして表す場合には、

((皮算用の株価+配当金)/現在の株価)^(1/10)-1=毎年の利回り 

エクセルか関数計算機には具体的に下のような数値を入れて計算をする。

((3630+1115)/1000)^(1/10)-1=0.1684で年間利回りは16.84%
 

つまり、今、内田総業の株を買った場合には年利回り16.84%の収益が期待できるとなる。
年利回り15%で大満足の私には文句がない数値である。


では、悪材料が出て株価が1000円から500円に下落したとします。 
そうなったとしても、ファンダメンタルの素晴らしい企業は必ず復活します。

ですから・・・

((3630+1115)/500)^(1/10)-1=0.2525と考えても構わないと思います。、

つまり内田総業の株を500円で仕込んだ場合には25%の年間利回りとなります。


あくまでも仮定です!! あくまでも皮算用であります!! 

しかし!!1000円で仕込んでPERが10という保守的な数値で16.84%の期待収益率です。 
もちろん内田総業は10年の間にマヌケな大失敗をするでしょうし
景気後退などの影響も受けるでしょう。社長の愛人問題が発覚するかもしれません・・
商売は良い時もあれば悪い時もあります。

それを考慮したとしても、数値を保守的にすると・・・

皮算用で出した10年後の予想株価は・・・

当たらずも遠からずになると私は考えます。

そして、長期投資のつもりで株式本源価値を理解して投資をする場合には・・・

何故か、嬉しい誤算が生まれるものです。
(つまり予想以上の株価上昇になる)


これは本当は教えたくないんだけど・・・

今回はBPSから予想株価を出す勉強をしましたが、バフェットの銘柄選択術にはEPSから
予想する方法もあります
。これはネタが減らないように後日のろくでなし日記で勉強します。
ただし、EPSで計算するとあまりにも楽観的な答えが出てくるので・・・

BPSの数値だけを参考にして計算することをお奨めします。 

そして、予想株価を算出する為に使用するPERは過去10年平均数値を使います。
しかし、ガチガチに保守的な考えの私は過去最低のPER数値か「秘密PER数値」を使います。
この数値を公開すると、狂信的バフェット信者様から脅迫メールが届くので御容赦ください。 


結論です。

期待収益率とは皮算用ではあるが、素晴らしい企業で数値を保守的にした場合には結構、
予想が当たるのである。

期待収益率とは、投資判断を下す為のモノサシの一つである。
絶対に、これだけで判断を下してはいけない。

バリュー投資・長期投資は嬉しい誤算が多いものである。 


今日の一言

予測と準備は悲観的に、行動は楽観的に!!

                               ウィストン・チャーチル 

 

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