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2004年1月24日

本業の利益かインチキか? 2004年 1月24日


バフェットの銘柄選択術シリーズ

本業のよる利益成長なのか? 財務操作(インチキ)なのか?

株式投資にとって、長期間の利益成長がいかに重要であるのかを繰り返し述べてきました。
自社株買戻はEPS(一株当たり利益)の成長率を高める効果があることも述べた。


読者がウンザリするほどに!!


EPS(一株当たり利益)の成長は株主価値を増加させる為の重要な要素である。
しかし、気をつけなければならない点がある。本来は商売が順調であればEPSは成長するも
のであるが、財務操作によってEPSを増加させることも出来る。

自社株買戻しとは、発行済み株式数が減るのでEPSは増大する。当り前ですな・・・

例えば発行済み株式数が100株の会社で 利益が100万円の会社であれば

EPS(一株当たり利益)=100万円(利益)/100(発行済み株式数)

だからEPSは1万円となります。
これが、半分の50株に減ってしまえば
100万円/50株=2万円となりEPSは2万円です。 

つまり、EPSは発行済み株式数に反比例するのです。
 



ですから自社株買戻しによってEPSの数値を操作する事が出来れば、実際に本業の利益が
成長してなくても、EPSの数値だけを見ている人は利益が上がっているように誤解してしまう
ケースがあるのです。

木を見て森を見ずでんな・・・・

実はズルイ経営者はこれを狙っているのです!!
 



去年のEPSより今年のEPSが大きくなれば
「お買い得」と考える投資家はその株を買う
でしょう。そして、スデに株主の人はEPSの成長だけを見て安心してしまうでしょう・・・ 

企業の利益の推移を見ないでファクターばかりを見て投資をする人はこれに騙されます。
ファクターとは別のファクターと比べてみて初めて参考になります。

ファクターは単独で見ても意味はありません。

この場合には、
利益の変化とEPSの成長率を必ず比べないといけないのです。

商売の利益の推移は財務諸表を見ないと正確には分りません。
しかし、詳しく読まれてしまうと財務操作でごまかしたい部分がバレでしまうので、ズルイ経営
者は難しい言葉・専門用語・横文字を必要以上に使い、素人投資家が読むのがイヤになるよ
うな財務諸表と目論見書をワザと制作するのです。

そして、投資家を「脳ミソ爆発」させ財務分析を諦めさせる事を企んでいるのです!!

ようするに、ズルイ経営者は投資家に簡単なファクターだけを見て
投資するように仕向けるのです!!

 

ですから、財務諸表を調べた上で複数のファクターを比べて投資判断をしないといけません!!


そんなの当たり前!! なんて言わないで下さい。 
信じられない事に市場参加者のほとんどは・・・・・









財務諸表を見ないでファクターだけを見て
投資をする方がビックリするほど多いのです!!




そんな、バナナ!!
 って言ったって本当なんだから仕方がない!!


あっ!! 当サイトの禁止ルールである、横文字を使っちゃった・・・・


ファクターとは、 PERだのEPSだのROEだの何とか比率っていうような
財務指数のことを横文字で表現したものです。
 

話を戻します。ちなみに、EPSの数値を操作できればPERと株式益回りも操作できます。 

つまり PER(株価収益率)=現在の株価/EPS(一株当たり利益)だからです。

PERは低い方が良いのだ!! 深田恭子は美人だ!!
(恐れ入りますが個人的な趣味の部分は無視して下さい。)
  
ですから・・・分母であるEPSの数値が大きくなれば自然と答えであるPERが低くなるのです。 

そうすれば、投資本などを読んで低PERが良いのだ!!という部分だけを憶えている
勉強したての
「知ったか君」を騙す事もできます。



もう一度言います!! ファクターは単独で見ると、ズルイ経営者の
合法的な会計操作に騙される場合があります!!


バフェット様が、自社株買戻しを評価するのは、
いけてる企業であり本業の利益
成長している企業のことです。

本業の利益が悪化したり、鈍化しているのを会計操作(インチキ)で
ごまかす為に自社株買戻しをする企業のことではありません!!


比較の方法は簡単です!!

では、実際にEPSの成長が本業の利益によるものか、財務操作によるものかを調べる方法を
説明します。エクセルを使い、数年間の純利益とEPSと発行済み株式数の推移を横棒グラフ
にして見比べてみれば一発でわかります。

 

わしゃ、エクセルは使えん!! 

という方は文房具屋に行って方眼紙を買って横棒グラフを作ってください。
ちなみに、私もエクセルは使えないので方眼紙で横棒グラフを作って見比べています。
これは、何もEPSだけではなく全ての分析に使えます。 
例えば、過去数年間の売り上げ・純利益・棚卸資産・負債・売掛債権なを並べた横棒グラフ
を作れば企業の本当の姿が見えてきます。つまり、粉飾決算や合法的な会計操作で都合の
悪い所を隠したがる経営者の意図を見抜くことが簡単にできます。 

詳しい説明は後日の日記のネタが減るので割愛します。 

これなら、専門用語を羅列し
脳ミソ爆発の嫌がらせ財務諸表や目論見などを
隅々まで読まなくてもいいのです。

さよなら!! 嘘つき年次報告書!! 脳ミソ爆発財務諸表!!


結論です。

・EPSの成長率を調べる時は必ず純利益の成長率と比較する事。
・自社株買戻しによって、税引き利益が成長していなくてもEPSの成長が可能になる。
・自社株買戻しは業績悪化をごまかす為の手段として使われるケースがある。



今日の一言 (映画 パイレーツ・オブ・カリビアンより)

世の中に一つだけ確かな事がある!!
嘘つきは嘘しかつかないという事である!!

 

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