お奨め書籍!!
俺様が読んで良書だと思う書籍のみをアップしてある。おまいらコレを読め!!
これを読んでも、意味がわからないなら株をやるな!! 朝から晩まで働いてろ!!
トレーダー向けの本                 メンタル強化に必要な本 
情報商材レビュー!!
おまいら!! クソの役にも立たない情報商材に、いつまでドブ金を使うんだ?
おまいらが、トレードの役立たない情報商材でドブ金を使う前に俺様が身銭を切って内容を確かめてやる!!
俺様に吟味してアップして欲しい商材があるというヤツはメールをくれ!! 俺が身銭を切って調べてやるから!!

ランク5 本物!!超お奨め黙って買え!!   ランク4 とても参考になる   ランク3 参考になり、少なくても元は取れる
ランク2 買う事に疑問を感じる   ランク1 買う必要なし!クソ商材

2004年2月 7日

経営陣の投資能力 2004年 2月 7日

バフェットの銘柄選択術シリーズ

多くの日本企業を見ると・・何だか、考えるだけ無駄なようなテーマですな・・・・
でも、ごく少数ではあるが投資能力の優れた経営陣はいるハズです。
ただ、3600社の中からそれを探しだすのは、けっこう苦労するものです。

まぁ、でも先に進みます。 

企業が利益を上げると、経営陣はそれをどのように使うのか決めなくてはならない。
ただし、利益の全てを自由に使えるワケではない。 
一部は、不測の事態に備えてプールしたり設備投資に当てたりしなくてはいけない。

でも、自由に使えるゼニが必ず残るハズである!!

バフェット様のこの自由に使えるゼニの使い道を、物凄く注意深く観察している。

経営陣はこの自由になるゼニを使って、さらなる利益を追求しなくてはならない!!

それが、資本主義というモノであり、企業の存在意義であるからだ!!


例えば、今期100万円の利益を上げた、「ろくでなし商事」という会社があった。
40万を将来に必要な設備投資の為にプールして、残った60万を自由に使えるとする。

問題はこの60万円をどうするのか?? という事である。

これをどう活用し、どのような結果になるか? 
経営陣の投資能力が評価されのである!!


信賞必罰!! 結果が全て!! 精神論は一切不要!!  

(精神論の塊のような私が言っても信憑性はないかもしれませんね・・・きゃははは!!)



新しい店舗を出すとか、新しい事業に投資するとか、株主に配当として配るとか、
自社株買戻しをするとか 選択方法はイロイロある。

例えば、儲けたゼニを使って新しい店を出したとする。 

儲からなかった、失敗しちゃった!! あはははは!!

なんて事になると・・・

ふざけんな!! だったら配当にせんかい!!
 

と株主は思うものです。

でも、新しい店のおかげで儲けが増えるとする、例えば儲けが15%増えたとすると・・・
株主は配当として現金でもらうより、経営陣に預けたままにしておく方が良いのである。
60万を使って15%以上の利益を確実に上げられる自信のある方には、そうとは言えないが。
でも、年間15%の利益を上げる投資というものは世間では、あまりないはずである。

勿論、例外は沢山ある。 当サイトのリンク集で「尊敬する先輩コーナー」にいる人達は 

利益は全て配当金で欲しいハズだ!! 

ヘタクソな再投資を経営陣にされるくらいなら・・・
利益の全てを配当金としてもらい好きな株を買って運用した方が良いからね。

つまり、
自分で運用するよりは経営陣に運用させていた方が結果が良い場合のみ
再投資は配当金より有利なのである。 
この場合のみ、
この経営陣の投資能力は素晴らしい!! と言うことが出来る。

バフェット様はこのような経営陣のいる企業が大好きなのである!! 

だけど、そんな企業は少ないから、
ワシャ現金(配当)がええんじゃい!!となる。

再投資とは、儲かったゼニを設備投資・新規事業の参入・企業買収・新規出店 に使うこと。
再投資=縄張り拡張するぞ!! と憶えましょう!!

でも、この再投資がヘタクソな場合には・・・縄張りの拡大どころか・・・

株主のゼニをドブに捨てただけ!! 

となる・・・そして、悲しいことに圧倒的多数の企業がこれをやってしまう・・・

まぁ、これなら、悪気は無かったということで、あきらめもつく場合もあるが・・・
豪華な自社ビルを建てたり、発表会などでタレントを呼んだりする企業は

ひじょおおおぅぅに ムカツク!!


脱線開始!!

最近、私が期待していた企業が、有名タレントを呼んで発表会をするらしい・・・


オイ!! こら!! そんなゼニがあんなら俺様に配当でよこせ!!
ソイツが来たら・・なんか、メリットがあんのか?? 
来年の儲けが3倍にでもなんのか?? 
株主の俺様とそのタレントがデートでもしてくれんのか??  

どうせ、ペチャクチャ喋っているのを見るだけだろうーが・・・
どうせ見るだけなら ゆXか とかいう馬鹿女ではなく・・・


深田 恭子 を呼んでくれ!! 

脱線終了!!

さてと、株主のゼニを有効活用できない、経営陣の話はほっておいて・・

では、具体的に
再投資が成功しているのか? を調べるにはどうしたら良いのか?

「バフェットの銘柄選択術」を見ると、再投資した部分が利益成長につながっているか?
を調べなさいと書いてある・・・

それには、内部留保した金額を全て再投資と見なして、EPSの成長率を確認するらしい。

具体的に説明します。 

EPS(一株当たり利益)が100円とします。

しかし、利益は全て配当金にする企業はマズないので、

このうちの
50円を株主配当にしたとします。これは、利益の50%を配当にしたという事で、
こういうのを難しい言葉で
配当性向といいます。 

四季報CDの、上の画面の
BSという所をクリックすると出てくる、
帳簿の上から
12段目に配当性向%が記載されています。

ようするに、
儲けの50%は株主に配ったよ!! という意味です。

すると、残りの50円は内部留保としてプールする事になります。
この残った50円こそが再投資と見なされるのです!!

これを、一定期間、一株当たりの内部留保の合計を出します。それがその期間に再投資
した金額になります。 そして、一定期間のEPSがどれだけ成長したのかを調べます。
その答えに 一定期間の内部留保の合計金額で割ったものが、

内部留保して再投資した分のROEとなります。

つまり、内部留保を使いどれだけ儲かったのか? が分るのです。  

うむむむ・・・これは表にした方が分り易いね・・・下を見てチョ!!

年度EPS配当金一株当たり内部留保
1990100円50円50円
1991120円60円60円
1992140円70円70円
1993160円80円80円
1994180円90円90円
1995200円100円100円
1996220円110円110円
合計1120円560円560円

発行済み株式数は変化しないものとする。


まず、EPSの合計を計算する、この場合の答えは1120円です。
配当金として株主に配った金額の合計は 560円です。

ということは・・・ 1120円-560円=560円となり

1990年から1995年の間の一株当たり内部留保の合計は560円となります。。


では、この間にEPSはどれだけ成長したのでしょうか? 

最初の年が100円で最後の年が220円ですから・・

この企業は5年間でEPSを120円増やしたことになる。

ですから、これに5年間の一株当たり内部留保の金額で割ってやると・・・

120/560=0.21となり %なら21%となります。 

したがって、増加した資本分の 
ROEは21%であると言えます。

でも、これでは私は納得しない・・・って言うかこんなケースはマズないからね。

実際には、発行済み株式数が変化したり、EPSが異常値だったりすると使えない場合がある。
それを調整している間に・・・ アホの私は 
脳ミソ爆発するのである!!

それに、私は再投資を何に使ったのか?また再投資の金額が分らないと面白くない・・・
ただ、現金を積み上げただけのモノと設備投資が現状維持のモノなのか? 
それとも縄張りの拡張を狙った再投資なのかを区別したいのである。

一定期間のEPSの成長率を見て内部留保の有効活用を調べる事は確かに大切だ。
でも私は、それよりも、もっと具体的な事を知りたいし、知らなくてはいけないと思う。

ただ積み上げた現金や現状維持の為の設備投資を
縄張りを拡張する為の再投資と一緒くたにされては困る!!


例えば再投資を新規出店に使った場合には、新規出店にかかったゼニの金額を知りたい・・

と思うのである。 親切な会社はHPなどに新規出店した店舗数などを細かく書いてある。
そして、その売り上げや今までの店舗の売り上げも細かく書いてある。
でも、新規出店の為にかかったゼニの合計は書いてないケースがほとんどである。 

それは、当サイトのように
都合の悪いメールは隠す!! と同様に

都合の悪い所はごまかす!! という企業が多いからだ・・・

よって、
縄張り拡大を目的とした再投資が成功したのか? 
その再投資は効果があったのか?
 この部分に関しては

有価証券報告書や来年の抱負とやらを読んでもサッパリ意味が分らないケースが多い・・
会計に詳しい人なら帳簿だけで、分るのかもしれないが私にはサッパリ分らん・・・

そんな場合はどうすりゃいいの?

簡単です!!
 企業に電話して聞けばよい!! 

例えば新規出店の結果を訪ねる場合

あのさぁ、オタクの帳簿やHPを見てもサッパリ
意味が分んないから教えてくれる?? 

新しい店を出す為にかかったゼニの合計金額を教えてちょーだい!!
 
設備投資で一緒くたにされても困るんだよね・・・
そんでもって・・新しい店は儲かってんの? 結果はどうなの?


すると、たいていのIR担当者は 
横文字・専門用語 を使って答えるハズだ・・・

そしたら・・・

俺さ・・馬鹿だから、専門用語を言われても、わかんネェんだよ!!

もっもしかして・・・馬鹿な俺に専門用語を羅列して煙に巻いて誤魔化すつもりなんだろ?
それとも、何か? オタクの会社は専門用語の分らんヤツは馬鹿にすんのか? あん?
専門用語の分らんヤツは株主になっちゃいけねぇのか? 

だったら、上場して株式公開する時にそう言ってくれよ!!

当社の株は馬鹿は買っちゃいけません!! 
会計の分らんヤツは買っちゃいけません!!

って最初から言ってくれ!! そうじゃないなら・・



IR担当だったら、分り易く説明してくれよ!!

と言ってやる。 ちょっとばかり、
ガタガタ言ったほうが丁寧に教えてくれる・・・

こういうのは、
揉めた者勝ち!! なんだよねーん

えっ? そんなの恥ずかしい?? だって?? 

知らぬのは一時の恥!! 聞かないのは一生の恥 

という諺があるでしよ・・だから遠慮しないで聞けばいいのよ!!

私は、自分で勉強もしないクセに無料で「教えて君」をしてくるヤツが大嫌いなんだけど・・・
企業のIR担当者になら、私は思いっきり
「教えて君」をするんだよね。

だってさ、ヤツラの給料を払っているのは 会社の部分的オーナーである私だからね・・

ゼニを払って聞いてんだから、遠慮することはないんだよね!!

ようするに、再投資にいくらのゼニを使って、いくら儲けるつもりなのか? 

これをハッキリしている企業が
ひじょおおおぅぅぅに少ない!! 

例えば・・・有価証券報告書や株主へのメッセージを読むと、多くの企業が・・

近年の厳しい経済状況のため売り上げが伸びず・・・
社員一丸となって・・・・円高の為に・・・ 同時多発テロ以降の・・・

といった、外部要因や精神論の羅列がほとんどである。

こんなのを延々と読んでいるとイヤになる!! ウンザリだね・・・
だから、企業の分析が面倒になってくる・・・

実はズルイ経営者はこれを狙っているのである!!

馬鹿を煙に巻いてごまかす大作戦!! である!!
(全国のズルイ経営者の皆様、本当の事をバラしてごめんなさい!!)

こんなモノに負けてはいけない!!

ようするに、再投資をして次の年は儲けはいくらになるんだよ!!
アンタの皮算用が聞きたいんだよ!! コッチは話半分で考えるから!!
そしてアンタの会社に投資したら俺様はいくら儲かるんだよ!!

私が聞きたいのはこれだけ!! 

ですから、皆様も何事も
要するに何なんだよ!!

とシンプルに考えましょう!!


そして、分らん事は
ドンドン、企業に電話して聞きましょう!!
さて、IR担当者を困らせる方法教室が終わったところで、今日はおしまい。

結論です。

・消費者独占型企業(いけてる企業)は内部留保を再投資した時の効果が大きい。

・内部留保を長期間にわたって、有効活用できる経営陣のいる企業は、
 株主に大きな利益をもたらす。 (そんな経営陣はまず、いないけどね)

・消費者独占型企業の再投資は成功する確率が多く、大きな利益成長が可能であり
 株価上昇にも大きな期待が持てる。

今日の一言

一つの事業をちゃんと理解すれば、
いろいろな事業に手を出す必要はありません。


                          ウォーレン・バフェット

 

笑える投資ブログ トップ 投資コラム トップ このページのトップへ↑