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2004年2月13日

バフェットの銘柄選択術 おしまい編  2004年 2月13日
 

バフェットの銘柄選択術シリーズ

さて、今までバフェットの銘柄選択術について勉強をしてきたことをまとめたいと思います。
質問形式のワークシートになっていて順番に答えることができれば、バフェット様の考え方
が理解できるハズです。(187ページ参照)


Q1  その企業は消費者独占力をもっているか? 

もし、この答えが「はい」であるならば「7歳の子供にも分るように説明しなさい」と
バフェット様は言っている。 何事も単純に考えるのがバフェット流である。



Q2  その企業の事業内容を理解しているか?

その企業の提供している製品やサービスが廃れてしまう可能性はどの程度あるのか?
これを、正確に捉えるにはそれらの製品やサービスについて理解していなくてはならない。
長期投資を考える上では、とても重要なことである。
ようするに、 
知らないものには手を出すな!! という事ですね。




Q3  その企業の製品・サービスは20年後も陳腐化していないか?
 

こんな事は私には分らない!!  でも、絶対になくならない業種でいけている企業なら
大丈夫なのかもしれない。 でも私はせいぜい5年先で考える。 
バフェット様のように資金量での制約を受けないから20年先のことを考えないでもよい。




Q4  その企業はコングロマリットか?

コングロマリットとは、早い話が一つの会社でイロイロな商売をしている企業のこと。
よく世間では、

私はイロイロ手広く商売をしている!! 

と自慢いるオッサンがいるがアレの会社型。

私は一つの事だけをやって成功した例は知っているが、イロイロやって成功した例は
あまり聞いた事が無い。 よって、私はコングロマリットの企業には投資はしない。
しかも、その企業の全ての事業を理解するなんて私には無理!! よってこの項目はシカト!!




Q5  その企業の一株当たり利益(EPS)は安定成長しているか?

EPSの数値は、四季報CDのスクリーニングの条件式で10期分のEPSを抽出すればよい。
しかし、発行済み株式数が変化している場合があるので必ず調整する。
EPSは純利益/発行済み株式数であるから、
毎年の純利益を最新の発行済み株式数で割ってやれば調整済みの答えが出てくる。
これは、エクセルでやると 
あっというま に計算できる。
企業の過去10年間のEPSの数字を取り、年間平均成長率を計算する。 

数式は以下の通り

(直近のEPS/10年前のEPS)^(1/10)-1




Q6  その企業は安定的に高い株主資本利益率(ROE)を
    上げているか?

 

企業が長期的に成長を続ける為には高いROEがかかせない。 
高いROEは成長のジェットエンジンのようなものだ。
バフェット様は最低
15%は欲しいと言っているが、日本では10%もあれば御の字!!

過去10年間のROEを合計したものを10で割れば、その間の平均ROEが出てくる。




Q7  その企業は強固な経済基盤を有しているか?

いけている企業は利益率が高く、長期負債はまったく無いか、あってもスグに返せる規模だ。
自己資本比率はあまり関係がない、企業が借金を返すために自己資本を切り崩すケースは
滅多にないからだ。そこで、長期負債を返すとしたら何年で返せるのか? これを調べる。

長期負債/税引き利益=返済年数   これが何年もかかる企業は駄目。



Q8  その企業は自社株買戻しに積極的か?

投資した企業が自社株買戻しを行うと、ゼニを使わずに持ち株比率を高めることが出来る。
バフェット様が投資した企業の経営陣に自社株買戻しを促すのはその為である。
我々のような個人投資家は、総務部にメールを出して 

自社株買戻しをしてちょ!! とお願いするのが関の山だ!!

オイコラ!! 自社株買戻しをしないと 街宣車だすぞ!! と脅かすワケにはいかないので・・・
ですから発行済み株式数を調べて、減少している企業を見つけるしかありません。



Q9  その企業の製品・サービス価格の上昇はインフレ率を
    上回っているか?


私は気にしたことがございません。その為に金塊と外貨の現物を持っているのですから。
そして、これはインフレになってから考えます。



Q10  その企業の株価は、相場全体の下落や景気後退、
     一時的な経営問題などのために下落しているか?


もし、答えが「はい」なら株式を買う絶好の機会である。
逆に「いけてる企業」の株式を割安に買うには、このような時でないと買えない。
株で儲けたいのであれば、個別の悪材料や株式市場の短期的な動きを利用して利益を得る
方法を学ぶべきだ。 

市場が大暴落して市場参加者がパニックになっている時こそチャンスである。
その時の状況をバフェット様の御言葉を拝借すれば・・・

セックスをしたくてウズウズしている時に、ハーレムにやってきた。
まさにそんな気分です。
買うべき割安企業がゴロゴロしている状態です。




Q11  株式の益利回りと利益の予想成長率を計算し、
     国債利回りと比較せよ。

 

ゼロコンマ、ゼロ、ゼロの国債ゴミ金利と比べても意味が無い!! よって比べる必要なし!!
ですから自分で決めましょう!! 私は最低でも予想成長率は15%は欲しい!! 
それ以上でも、それ以下でも、それはアンタの勝手!! 所詮は皮算用!!



Q12  株式を擬似債券と考え、期待収益率を計算せよ。

まずQ6で計算した過去10年の平均ROEから、配当として支払われる部分を差し引き
株主資本の予想成長率(皮算用)を求める。 
例えば、平均ROEが20%で配当性向が30%の企業であれば

株主資本予想成長率(BPSの皮算用)=ROE(1-配当性向) 

だから

株主資本予想成長率(BPSの皮算用)=0.2*(1-0.3)

で0.14となる。%なら14%だ。 しかし、多くの日本企業の場合・・・
馬鹿の一つ覚えのように、毎年10円とか20円と配当をする企業が多いので計算が楽!!

10年後の予想BPS(皮算用)の計算式は以下の通り。


予想BPS=直近のBPS*(1+株主資本の予想成長率)^10

これで出た答えに平均ROEをかけて予想EPSを計算する。数式は以下の通り。

予想EPS=予想BPS*平均ROE

これに、過去平均PERをかけると10年後の予想株価が出る。数式に以下の通り。

予想株価=予想EPS*過去平均PER

ただし!! あくまでも皮算用!! こうだったらラッキー!!くらいに考えてね!!
超保守志向の私は、過去最低PERを使う。 そして過去最低PERがあまりにも高い場合
にはPERを10で計算する。 素人はこのくらい悲観的に保守的に考えなくてはならない。
長期投資の利益予想は保守的に悲観的に考える
長い間には何があるか分からないからね。

最後に10年後の予想株価と現在の株価から、今後10年間の期待収益率を計算する。

期待収益率=(10年後の予想株価/現在の株価)^(1/10)-1

しつこいようだけど、あくまでも皮算用!! こうだったらラッキー!! と考えてね!!
でも、いけてる企業を割安の時に買い長期に保有すると・・・


何故か嬉しい誤算が生まれる!! 



Q13  過去のEPS成長率をもとに計算する手法で
     期待収益率を計算せよ。


これは、あまりにも楽観的過ぎる答えが出るので私は使わない!! 
脳ミソの中が、チョコレートと蜂蜜で出来ている、超楽観主義者でもこの計算で出た答え
を信じるのは無理だと思う。 だからここでは述べない!! 

以上で、バフェットの銘柄選択術シリーズのまとめを終了する。


バフェットの銘柄選択術を勉強していて、感じたことを以下にまとめる。

このワークシートは日本株にはそのまま使えない。 


理由1 アメリカ人と日本人の国民性の違いが大きいと思う。

消費者独占、強力なブランド力 という考えはアメリカ人には、素直に受け入れられる。
何故ならアメリカ人は
単純で馬鹿が多いから、ナンバーワンとか最強が大好きである。 
しかし、日本人は絶妙な「わびさび」を好み、ナンバーワンとか最強というものを好むよりも
弱いものに味方したり応援したりする。

やさしい性格の人が多いのだ!! これを大和の心という!!

そして、株式の価格を決めるのは市場参加者である。 
だから、消費者独占力があっても、強力なブランド力があっても皆が見向きもしなければ
どんな素晴らしい企業の株もいじめられっ子のよっちゃん株のままである。
いずれ、本源価値に株価が追いつくのだが、それがいつになるかは分らない。


 

理由2  資金効率を考える経営者があまりにも少なすぎる。

従業員に給料を払い、銀行に返済をして、取引企業の支払いを済ませればOKという
感覚の経営者が多い。 これではEPSやBPSの成長率なんて考えるだけ無駄!!
そして、再投資がヘタクソすぎる!! 会社は株主のモノと考えていない経営者が多い。 



理由3  あらゆるデータがあまりにも少ない。

日本ではデータがあまりにも少なすぎる。 一つ一つ数値を拾っていくだけで一苦労する。
アメリカでは、あらゆるデータがインターネットでスグに調べられる。
バリューラインなど素晴らしいサイトが沢山あるからね。
まぁ、日本市場はまだまだ非効率だから、厳密に調べなくても儲けられるけどね。
しかし、データが無いなら集めればよい!! 俺様が日本版バリューラインを作ってやる!!



理由4  バフッェト様並みの定性分析は無理!!

バフッェト様の言っていることは単純だが、実際に分析をやってみると恐ろしく難しい。
その業界を熟知していないと絶対に無理だと思う。
定性分析に確信が持てない以上は定量分析を厳密にするしかない。
そして、グレアム様の言う「安全域」を思いっきりとらないといけないと思う。
しかし、そうすると・・・ただの資産投資になってしまう。

結論です。

とにかく、そのまま使える株式投資のノウハウ本としては効力を持たないというのが
私の印象です。しかし、成功した究極の投資家に学ぶべき点は沢山あり、
少しでも近づくことは可能だと思います。 
つまり、金持ち父さん貧乏父さん と一緒で日本で使えない部分が多すぎる。

そのまま使えるノウハウ本ではなく哲学書とか心得書と
解釈したほうがよさそうです。

って言うか・・・
アメリカ市場が大リーグだとすると、日本市場のレベルは中学生野球のレベルですから
バフェット流を極めなくても、大まかな点を抑えるだけで利益を上げることは可能だと思います。 

つまり、日本市場では難しいバフェット流を極めなくても利益を上げることが出来る!! 
頭の上のハエを叩き落すのに、
パトリオット・ミサイルはいりません!!


というワケで、結局・・・
バフェットシリーズは何だったんだ!! 

と後味の悪いろくでもない終わり方ですが、ろくでなし日記だから許してチョ!!
次回からは「会計シリーズ」が始まります。


 

今日の一言

儲かっていない会社には誰も投資しない。

     
                                         
マット・セト

 

 

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