皇紀 2665年 9月10日
子供時代の私の友人の父親の話
その父親は、パチンコが好きで友人が3歳くらいの子供の時に毎日パチンコにつれて
行ったそうだ。 なんでも、友人が「ラッキーボーイ」らしく、友人を連れていくと勝つから連れて
行くんだそうだ。
そして、必ず幸運のお守りと称した「布に包まれたモノ」を友人に持たせたらしい。
その、「布に包まれたモノ」は確かに幸運のお守りだった。
ある日、友人がそのお守りをテレビの横に置いたら画面が乱れた。
友人いわく、その時は気がつかなかったが
今になって思えば・・・・ 何か電波を発生する機械だったらしい
また・・・その父親は友人が10歳の時に母親と離婚騒ぎになった。
真面目に働かないで遊んでばかりだったのが理由だ・・・・・
そこで友達の父親は、真面目に働きだした・・・・
オヤジさんは 俺の仕事はスーパーの駐車場の係りだ!! と言っていた。
私と友人が小学校の帰り道にいつも真面目に働く友人の父親の姿があった。
それを見て子供心にも
アイツのお父さんは真面目になったんだなぁ・・・ と関心した。
しかし・・・・ スーパーの駐車場の係りって大変な仕事なんだな・・・・・
だって・・・・ お客さんから カギを預かってないのに
ハサミを使ってドアを開けないといけないんだから
その時は、友人の父親が何をしているのかが気がつかなかったが・・・・
彼が何をしていたのかが分かったのは・・・
何年か過ぎてして私が中学生になった時に、友人が私に
「ハサミを使った車のドアの開け方」を教えてくれた時だ。
こんなのを、誰から教えてもらったの? と友人に尋ねたらオヤジから教わったと言った。
ああっ? オヤジさんは元気か? そういえば最近は見かけないけど・・・・
真面目に勤めているのか?
うん、元気にしてるよ!! だけど
今は・・・
車上泥棒で捕まって刑務所に入ってる。
私がまだ純情だった子供の頃の思い出です。