皇紀 2666年6月7日
自分の攻撃スタイルを決めて、射程距離に入ってきたものだけを攻撃する。
実戦では決断はチャートの右端で下さなければならない。
素人はそこに、迷いや恐怖が生まれる。
しかし、上手いヤツは自分の売買記録から攻撃スタイルを決めて
条件にあうものであれば(射程距離に入ってくる)考える事なく機械的に注文を出している。
恐怖や迷いは、売買ルールを決めてないから生まれる。
当たりもしない予想をするから生まれてしまう。
今日買っても、ニューヨークが下がれば・・・明日はギャップダウンだ・・・・
今は円高トレンドだから・・・・・
今日売ってもニューヨークが高ければ・・・明日は踏み上げられる・・・・・
今、このセクターは弱いが、もう少ししたら強くなるかも?
予想をすると良くないことのほうが多い。予想のほとんどは当たらない。
そんな当たらない予想で売買をするくらいなら
自分で検証し儲かる確率の高い売買ルールを機械的に行い、
自分のイメージとことなる結果になったら、サッサと撤退する。
に徹しているほうがはるかにマシな結果が生まれる。
おととい、ある銘柄が力強く上げていた・・・
私の空売り候補で監視銘柄だった・・・・
どうみても・・・・2.3日は上げが続くような印象を受けた・・・・
しかし、私の射程距離に入ってきたし、空売りのルールに全て合致する。
そこで、注文を入れた・・・・
たぶん・・・明日は踏み上げられるだろうな・・・・ と思いながらも。
ところが、その晩のニューヨークが弱く・・・結果的に勝ちトレードになった。
やはり・・・俺は裏目ジジィだ・・・
とにかく予想が当たらないことを実感している。 だから、自分の攻撃スタイルを決めて
射程距離に入ってきたら、手が勝手に注文送信をしているというくらいに
なるまで機械的になれるように訓練したんだ。
そして、思惑が外れたら・・・ お祈りを始めるのではなく・・・
躊躇なくロスカットを手が勝手に注文送信をしているというくらいになるまで
機械的になれるように訓練したんだ。
これを機械的に実行するようになるまでには沢山の授業料をマーケットに支払ってきた。
事前に売買ルールを決めて撤退ルールを決める。
これは、徹底的に検証し慎重にルールを決める必要がある。
そして、ルールが出来上がったら後は
ゴルゴ13のように冷徹な機械に徹すること。
トレードをする前に自分に言い聞かせるんだ・・・・
俺は自分のルールを守る。プロだ!! 感情のないゴルゴ13だ!!
敵(株価)が自分の射程距離に入ってきたら即、攻撃(エントリー)し
敵から思わぬ反撃を受けたら。(思惑が外れたら)考える事なく
迷うことなく即撤退する。
上がるかなぁ? でも・・・怖いなぁ? 下がるかなぁ?
なんて感情が入って予想しているうちは絶対にトレーダーとして成功できない。