皇紀 2667年3月2日
間違ったやり方で、またまた利益が出たとする。
自分の必勝法を見つけた気分になる。
悲惨なのはそれを、やり続けて損失を出し続ける事。
これは、素人に非常に多い傾向である。
一つの例をあげる
トレードの勝率があまりにも低いので相談してきたトレーダーがいた。
彼は自分が順張り派だと思っていた。
彼の売買記録を見させてもらったら・・・・
彼は順張り派ではなく逆張り派だった。
そして、ひとつだけ物凄い利益になったトレードがあった。
しかしそれは、たまたま、大底の翌日に買えていただけの話である。
それから、彼はソコ当てゲームをやるようになってしまった。
自分の成功体験が強烈に脳裏に焼きついてそれが正しいと錯覚してしまう。
下げトレンドの反発する瞬間を買える確率が低い事がわからずにそれを続けていた。
幸いというか・・・・ ロスカットだけは早かったのでそんなに酷い事にはなってないようだが。
しかし
逆張りであれば、分割で買い下がる建て玉の仕方が正しいのに、順張りの建て玉をしていた。
自分の手法の正しい技術が身についていない。
(順張りには順張りの方法・逆張りには逆張りの方法)
確率の低い事をやる。だけどロスカットだけは早い。
これでは勝てるワケがない。
これを、避ける方法はただ一つ
全ての売買記録を読み返し、きちんと統計を取ること。
こうする事で、自分の記憶と現実のギャップに気がつかないで
間違ったやり方を永遠と続けるという愚かな行為を避けられる。
確率的に正しい事を把握する事。