皇紀 2667年4月20日
今日の午後、街をぶらついていたら・・・
昔っから知り合いに久しぶりにあった。 大金持ちで物凄い遊び人の若旦那だ。
こんな所で何をしてんの? と聞いたらカジノで遊んでいるというから
俺も紹介してもらい遊ばせてもらう事にした。
行ってみたら、顔なじみディーラーや支配人がいた。
しばらくゲームを見ていたが<やはり博徒の血が騒ぎバカラをやった。
若旦那は、昔から典型的なカモだ。
負けが続くとベットを大きくする。
連勝が続くと、 次は負けると思って ベットを小さくしてしまう。
感情のままにゲームを続けている。
負けるとディーラーに文句を言い。
勝つと、もっと賭ければ良かったと地団駄をふむ。
そして・・・
プレイヤー・バンカーの50%の確率を考えて考え考え抜いてはずす。
筋金入りの裏目ジジィだ。
博打というものは、運の波がある。 勝ちが続いたり負けが続く。
言うなれば、トレードで言うトレンドだね。
俺はそれを機運と読んでいる。
その機というか・・・それが勝ちの機運と察知したら ベットを大きくする。
負けが続けば、機運が遠のいたと考え ベットを小さくする。
トレードも博打も資金管理が大事だ。
博打の素人は
感情のコントロールが出来ないと負けが続くと熱くなり大きなベットを賭ける。
運が向いてない時に大きなベットを賭け
連勝し運が向いている時に、次は負けるとベットを小さくする。
プロのギャンブラーの心理状態 と プロのトレーダーの心理状態
は非常に似ている。 また
素人のギャンブラーの心理状態 と 素人のトレーダーの心理状態
も全く一緒といっていい。
プロは決して有頂天になったり絶望したりしない。
冷静に淡々とゲームを続ける。
素人は一生懸命に当てよう当てようと無駄な事をして
資金管理を無視して感情のままにゲームを続ける。
これでは、どちらも勝てるワケがない。
ところで、今日の俺の結果を聞きたい? 勿論勝ったよ。
若旦那の逆を賭け続けていたから。
トレードでもギャンブルでも素人というの
はトコトン間違い続ける生き物なのだ。