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2004年1月 9日 成長のエンジン

成長のエンジン 2004年 1月9日

バフェットの銘柄選択術シリーズ

ROEと内部留保が成長のエンジン

「株式は擬似債券」というバフェット様の考え方はとても共感できる。 
これ以上に頭にスッと入ってくる考え方はないのでは?と思うくらいだ。 
このサイトでは耳にタコが出来るほどに「株式は擬似債券」と繰り返しているが、
債券と株式が決定的に違う点は企業の業績しだいで毎年利息が増えるという点である。

では具体的に架空会社を例にとって考えてみたいと思う。 

デタラメ商会という会社があり同社の内容は以下の通り

・一株当たり純資産(BPS)は107円  ・一株当たり利益(EPS)は36円 ・ROEは33.6%

この時点で、デタラメ商会の株をBPS(一株当たり純資産)と同じ107円で買う事が出来れば、
この擬似債券に対する直利は(利子を購入時の株価で割ったもの)

は33.6%(36/107=33.6%)になる。

しかし、実際の株式市場では「いけてる企業」がBPS(一株当たり純資産)と同じ値段で
売っているケースは少ない・・
もし、デタラメ商会の株が522円で売っていたとすると直利は6.89%(36/522=6.89%)となり
ROEの33.6%に比べるとかなり水準が低い。

一見すると大したことがない数字である・・ 

しかし!! ここがバフェット様の凄いところなのだが・・・
消費者独占型企業やファンダメンタルの素晴らしい企業の場合EPS(一株当たり利益)は
成長を続け、それにともなって購入時の株価に対する直利も年々あがっていくと考えたのだ!!

これは言い換えれば・・

522円で購入したデタラメ商会の最初の年のEPSは36円であり直利は6.89%だった。

このうちの50%を株主配当とし、残りを内部留保したとすると株主価値は18円増えて
540円になると考えられる。
( 厳密にはBPSが18円増える。ここでは初回投資元本に対する利回りを表現することを意図して540円としております。)

次に、来期も同じROE33%を達成できたとすると、
最初の投資元本である522円に対する利息は36円(6.8%)で変化はしないが・・・
増加した部分の18円に対する利息は33%の約6円をもらえると考える。

つまり、利息が33%つく擬似債券を買う為には・・・・

最初の元本だけ6.89%の利息で我慢してちょ!!
増加分の元本は33%の利息をつけるからさ!!

ということである。 その上、毎年増加分の元本は増えていくのである・・・・

これは、言い換えれば・・・

高ROEと成長するEPSがあり毎年株主価値が増加するのだから、
PERの高い株や高めの株価でも買える。


という理屈が成り立つのである。

しかし、これは気をつけないと
トンデモない失敗をする事になる。
一般に高PERの企業株は、将来の成長分を織り込んで評価されていると言われている。
しかし、そのような企業が期待通りに成長するかは思いっきり疑問だ。
高PER銘柄や人気株に群がる市場参加者がバフェット様と同等レベルの分析ができるとも
思えない・・

しかも・・・利益が上がっていても期待通りの成長ができなければ、株価は下落する。

高PERの株が下落する時は凄まじい株価下落となる・・・ああっ怖い怖い。
つまり、
予想以上の利益を出して当り前!! 平均ではダメ!! 
という存在が高PER株・人気株なのである。


脱線開始!!

よく、経済番組でアナリスト(予想屋)がえらそーに・・・

今の株価は利益成長については織り込んでいないから割安!!

とか

株価はスデに悪材料については織り込み済み!!

などと、ほざいているがまったくアテにならない。
何を根拠に「織り込んでいる・いない」と言えるのか?  

では、そうでない場合の基準となる株価を明らかにしてもらいたい!! 

基準となる株価を明らかにしないで、「織り込んでいる」だの「いない」だの

無責任で勝手な屁理屈・予想はやめてもらいたいものだ・・・ 


無責任で勝手な屁理屈・予想は・・・









江戸川競艇の予想屋と俺様に任せろ!!

脱線終了!!


以前の日記でも述べたが、バフェット様の師匠であるグレアム様は

内部留保や再投資が必ずしも株主価値の増加にはつながらない。

と警告をしている。
が!! しかし!!バフェット様が認めるような消費独占型企業は例外と言える。
では、バフェット様が認めるような「いけてる企業」を発掘すればOK!! という事ですな
但し、
一般の投資家がこれを正確に判別できれば・・という条件つきである。
消費者独占型企業の見分け方というような、定性分析が完璧に出来た場合の話である。
つまり、株主価値の増加の一部分である EPSの成長は前提となる条件が多い。
この条件を満たしている企業を見つけるのは、
ひじょおおぉに難しいのである・・・

御詫び この日記は、バフェット様の投資手法を皆様に薦めておきながら・・・ 
バフェット様の投資手法は、凡人には絶対無理!! マネ出来ない!!を連発する・・

ろ・く・で・な・しな日記である!!ごめんなさい!! 

それでも、バフェット流投資に挑戦する同志を求む!!

私はバフェット流を完璧にマスターしたと確信されている方・・メール下さい。

本当なら・・・支度金付きで弟子入りします。 

もし・・・・それが・・・勘違いやハッタリだったら・・・うふふふ・・・
















大嘘つき野朗!!天誅!!と書かれた、金属バットをプレゼントします!!



結論です。

・消費者独占型企業の株式は、毎年利息が増える「擬似債券」とバフェット様は考える。
・初期投資の部分に対する直利は低くても、時間とともに総投資に対する直利はROEに
 近づいていく。 だから長期投資なの!!

今日の一言

私のたった一つの楽しみをご存知ですか?
それは配当が配達されてくるのを見ることです。


                                               ジョン・D・ロックフェラー

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2004年1月12日 EPS成長率から皮算用!!

EPS成長率から皮算用!! 2004年1月12日

バフェットの銘柄選択術シリーズ

EPSの成長率から期待収益率(皮算用)を計算する。

今日の日記はつまらないです!! 数式の意味が分らない人、すっ飛ばしてかまいません!!
書いてる私自身も、EPSから計算した皮算用に重要な意味があるとは思ってないので・・・

だったら、日記に書かなきゃええやん!!

なんて、言わないでください・・・「バフェットの銘柄選択術」に出てくるんだから仕方がない・・・
考え方を知っておいた方がいいよ・・ってな感じで憶えて下さい。 必要ないけどね。

さて、
期待収益率と言うとカッコよく聞こえますが・・・期待収益率とは

未来の事は知らん!!取らぬ狸の皮算用だ!! 

とこの前の日記で勉強しました。あの時はBPS(一株当たり純資産)から計算する方法でした
が今回はEPS(一株当たり利益)の成長率から計算する方法を考えてみます。

御注意!! あくまでも皮算用!! こうだったらラッキー!!と考えてね!!

では、架空会社を例にとり説明します。 ろくでなし商事という会社がありました。
1990年から2000年までEPSが物凄く順調に成長を続けてきた会社です。

1990年のEPSは8円で2000年のEPSは53円とすると。
ろくでなし商事は 10年前8円だったEPSを53円にまで成長させたことになりますね。
では、ここから成長率を計算するには下のようになります。

(現在のEPS/10年前のEPS)^(1/10)-1=10年間のEPS成長率

具体的な数値を当てはめてみると

(53/8)^(1/10)-1=0.208 
となりEPSは毎年約20%ずつ成長してきたと分る。

ではこのまま、さらに10年間EPSの成長が20%ずつ続いたと仮定します。
そうすると、10年後のEPSを調べるには下のようになる。

現在のEPS*(1+今までの成長率)^10=10年後のEPS

具体的な数値を当てはめると・・・

53*(1+0.2)^10=328 となり10年後のEPSは328円であると予想される。

御注意!! あくまでも仮定!! あくまでも皮算用!!

では、予想EPS(皮算用EPS)をもとに10年後の予想株価を計算してみる・・・

EPS*PER=株価 なので、 328円にPER(株価収益率)をかけてみる。

ろくでなし商事の過去10年間の最低PERは9倍で最高PERは25倍だとする・・・

ガチガチに保守的に考えるのであれば過去最低PERを使うので 328*9=2952となり
10年後の予想株価は 2952円になると予想ができる・・・・

では、楽観的に考えて過去最高PERを使うと 328*25=8500となり

10年後の予想株価は8500円になると予想が出来る・・・・

現在の株価が500円とすると収益率は下のようになる。

保守的な数値 (2952/500)^(1/10)-1=0.194 で年収益率は19.4%
楽観的な数値 (8500/500)^(1/10)-1=0.327 で年収益率は32.7% 

となる・・・

あくまでも仮定!! あくまでも皮算用!!


EPSの成長率から期待収益率を計算というのはアテにならない!! あまりにも楽観的過ぎる!!

BPSの場合には事業が黒字であれば、毎年利益が積上がってBPSは増えていく。
しかし、EPSが成長するには利益が毎年増えていかなくてはならない・・・・

過去10年間成長し続けた企業が、また10年間成長を続けるのと予測するのは楽観的過ぎ
る。 成長を続けるだけのシェアを確保できるのだろうか?? それだけの市場があるのだろう
か??と私は考える。 
どれだけ、シェアを拡大できるかとか、市場の規模はどれくらいあるか?なんて私には分らん
!! 経済統計を見たって、企業の予測を見たってアテにならん!! 


この業界は一兆円産業に発展するハズ!!
潜在的なニーズは無尽蔵!!


と楽観的な予想をしている専門家がいるが、それが事実だとしても投資している企業が勝者
となる保証はどこにもない。 それに、実際にそうなってから投資をしても遅くないのである。

よって、ガチガチの保守志向の私はEPSから算出する期待収益率は使わない事にしている。

勿論、市場の拡大余地を調べたり、EPS成長率を計算をすることはしているが・・・・
こうだったらラッキー!! くらいにしか考えない。


だったら、日記に書かなきゃええやん!!

と思った方!! 期待収益率(皮算用)は消費者独占型のいけてる企業に投資した場合には

何故か当たらずも遠からずになるんだよ!!
理論的に説明しろ!! って言われても無理!! 

私はハッキリ言って、期待収益率の予想なんて意味がないと思っていますが・・・
いけてる企業の場合には何故かその通りになるんだから仕方がない。

しかも長期投資の場合には、何故か嬉しい誤算が生まれるから不思議だ!!
これは、長期投資家なら誰もが言うことなのだ!! 

結論です。 

・EPSの成長率からの期待収益率の計算は楽観的過ぎるから私は使わない!!
・正確に事業の拡大余地や市場規模を知ることができれば有効だとおもう。
・個人的には、こんな面倒なことは憶えないでも良いと思う。
・あらかじめ楽観的過ぎる数値を知っておけば、売却時の判断材料になる。
・期待収益率はあくまでも投資判断の一つとして補完的に考える。


今日の一言

厳密でなくても、おおよその正しい判断で投資
した場合には、その投資は成功するものです。


                                                       誰が言ったか忘れた!!

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2004年1月15日 自社株買い戻し

自社株買い戻し 2004年 1月15日

バフェットの銘柄選択術シリーズ

自社株買戻しが株主価値を増加させるカラクリ

バフェット様は株主になると、その企業の取締役会に対して

自社株買戻しをしてちょ!! と働きかける。

まぁ、バフェット様に頼まれたともなれば取締役会も無視はできませんね。

これを私が株主総会で取締役会にお願いしても・・・ 
あっそ!! 貴重な御意見ありがとう!! おしまい!!  

ですから、自社株買戻しを
にするのであれば積極的に行う会社を見つけなくてはならな
い。目を付けた企業が「自社株買戻し」をするのかは企業のサイトを見れば分る。 
IRのところをクリックすれば、たいていは分る。 
サイトを見ても分らない場合は、企業のIR担当部(総務部)に電話して聞けばよい。

あのさぁ オタクは自社株買戻しすんの??

まぁ私は、こんな初歩的なことを聞いたことは一度もないから答えてくれるかは知らん!!
そのくらいは検索エンジンで調べれば済む話だしね。

でも、分らない箇所は電話して企業に聞くという姿勢は大切である。 

企業に投資する前に、「電話してみる」「近くなら行ってみる」これは大切だよ。
 
こんな私を、珍しい・・・とか行動派だね・・・と言う人が時々います。

じゃぁ逆に聞くけど アンタは一度も電話したこともない会社に

命より大切なゼニを貸すの??

株式投資=企業にゼニを貸す なんだからね。



ちょっと話がずれたね、話を戻すよ!!


「自社株買戻し」が株主価値を増加させるカラクリを説明します。

さて、会社は株主のモノであるから当然・・・

株主は株式持分に応じて分け前をもらう権利がある!!

ということは・・・
発行済み株式数が
ひ・と・か・ぶであり、その一株をアンタが
保有していた場合には、会社の利益は全てアンタのものと言える。


まぁ、実際にはこんなケースはありえないが、頭を整理するにはこのように考える。

これをもっと複雑にすると下記のようになる。

発行済み株式数が5株(株主5人)で、今期利益が500万の会社があったとする。
株式の時価は1000万円とする。

もしも、利益の全てを配当金にした場合には・・・


株主一人につき100万円(500/5=100)の分け前がもらえる。

株主は時価1000万の株を保有することによって100万の分け前がもらえる。

1000万を元手に100万儲かったことになる。

これを難しい言葉で言うと「株式益回り」である。数式で表すと 100万/1000万=10%となる。
PERの場合には 1000万/100万=10 でPERは10となる。


では、株主の一人が自分の株式を会社に引き取ってもらった(自社株買戻し)とすると・・・
発行済み株式数は4株(株主4人)に減る。

 「会社に引き取ってもらった=他の4人の株主に引き取ってもらった」と考えると分り易い。


もし、この会社が来年も500万の利益を上げた場合、一人につき125万円(500/4=125)の
分け前がもらえるという事になる。 

という事は・・ 1000万を元手に125万円の分け前がもらえるということになる。

さっきの難しい言葉である「株式益回り」で表すと 125万/1000万=12.5%となる。
PERの場合には 1000万/125万=8 でPERは8となる。(EPSが増加する)
PERの意味が分らん人はPERは低い方が良いのだ!!と憶えてね。

このようにして自社株買戻しは株主価値を増加する効果があるのです。

企業の買い戻しに応じた株主は、売却益を受け取ることができますし、
そのまま保有する株主は
追加資金なしで持ち株比率を高める事ができるのです。


では、「株主価値の増加」より売買による鞘取りに興味のある方の為に・・・・
自社株買戻しを行う企業の株価が上昇する仕組みを、いい加減に説明します。
 

企業が自社株買戻しをする。

発行済み株式数が減る。
(分け前を分配する人数が減るので一人あたりの分け前が増える)

株式益回りが上がりPERが下がる。
(ヤフーファイナンスや株式の新聞を見ていた人が気が付く)

こりゃ割安だ!! 御買い得だ!!

と多くの人が思い買いたいと思う。

しかし、発行株式数が減少しているために

需給の関係で株価は高くなる!!

この高くなった株価で売却すれば売却益を手にすることができるし、
そのまま保有し続ければ株主価値(分け前の権利)が増加する。



ねっ? 得をしたでしょう? 


自社株買い戻しとは会社が今まで投資をしてくれた人に利益を返すことなのです。

自社株買い戻しとは何て素晴らしいんだ!!

これだけをマークしていれば儲かるかもしれない!! って思う方はいますか??

ご安心ください。チャンと落とし穴が用意してあります。

自社株買い戻しは無条件で株主価値が増加するとは限りません。

自社株買戻しのニュースに
ダボハゼのように飛びつくと失敗するケースがあります。
株式投資とは企業を保有することであり、本源価値よりも鞘取りを重視すると失敗いたしま
す。次回のバフェットシリーズで、それを詳しく説明します。

今日の一言

新しく手に入れたいものですか?
そうですねぇ、ちょっと思いつきません・・


                                            ウォーレン・バフェット

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2004年1月19日 自社株買戻し2

自社株買戻し2 2004年1月19日


バフェットの銘柄選択術シリーズ

今日は自社株買戻しの情報に飛びついて失敗するケースを説明しようとしたら・・・
ある方から 
イチャモンが入りました!! 


イチャモンの引用開始

前回の日記では需給と株価上昇の事ばかり強調されている。
あれでは、初心者の方が自社株買いを誤解する恐れがあるので
書き直した方が・・
ええんでにゃーか?!
あっと・・・これからジムだからバイバイ!!

イチャモンの引用終了。

前半で株主価値の増加を説明して、オマケで需給と株価上昇を説明したつもりなんだけど。
確かに需給と株価上昇の箇所ばかり目立つし、あれでは誤解される恐れがある。

しかし、ある方は
自社株買い企業マニア!!だけあって、

自社株買戻しに関しては、
銀バエのようにうるさい・・・・
まぁ、仕方がないから もう一度 10歳の子供でも分るように説明します。
前回の日記とダブりますが我慢してちょ。では説明開始。

ろくでなし商事という会社の発行済み株式数が100株で、そのうちの10%(10株)を内田という
ヤツが保有していたとします。ろくでなし商事が50%(50株)の自社株買戻しを行った場合・・・

ろくでなし商事の発行済み株式数は
50株に減少する。 
そして、自社株買戻しに応じない内田というヤツの持ち株は10株のままなので
持ち株比率は
10%から20%(10株/減少した50株=20%)に上昇する。

つまり、内田というヤツは
自分のゼニを使わずに持ち株比率が上昇したのだ!! 

ということは・・・ ろくでなし商事の上げる利益の20%は内田というヤツのモノとなる。

自分のゼニを使わないで利益の分け前を増やしたことになる!!
これを、株主価値の増加と表現する。財務指数ではEPS(一株当たり利益)の増加。
( 現金で手に乗る利益ではないが会社の利益は株主のモノだからこのように考える)

では、ろくでなし商事が
同じ資金を自社株買戻しをしないで、

配当としてして支払った場合は??


この場合には、配当金に対して税金を払わないとならない。税金分を差し引いた残りの資金
で株式を購入しても実際には税金の分だけ目減りしてしまう・・・・
だから自社株買いは、税金を払わず・自己資金を足さないで持ち株比率を高める事が
出来るので得なのである。 これを詳しく下記で比べて説明する。


ろくでなし商事の現在の条件

・利益が毎年100万円上がる会社とする。
・現在、会社は自由に使えるゼニが1000万円ある。
・発行済み株式数は100株である。株式の時価が一株10万円とする。
・内田というヤツの保有する株式数は10%(10株)である。
現在は、内田というヤツが毎年受け取れる利益は10万円である。
( 現金で手に乗る利益ではないが会社の利益は株主のモノだからこのように考える)

自社株買戻しのケース 500万を使い50株を買い戻した。


・利益は変わらずの100万円
・会社は自由に使えるゼニが
1000万から500万に減少。
・発行済み株式数は
50株に減少。現時点で株式の時価は変化しないとする。
・内田というヤツの持ち株比率は
20%に上昇(株数は変化せず)
これにより、毎年受け取る利益は10万円から
20万円に増えた。
( 現金で手に乗る利益ではないが会社の利益は株主のモノだからこのように考える)

自社株買戻しをしないで 500万を配当にした場合。

・利益は変わらずの100万円
・会社は自由に使えるゼニは
1000万から500万に減少。

ここまでは一緒!!

・発行済み株式数は
100株で変わらず。現時点で株式の時価は変化しないとする。
・内田というヤツの持ち株比率は
10%のままで、毎年受け取れる利益は10万円のまま。

会社が配当金を50万円くれたが、無駄使い大好きの日本国政府が
約20%を
ピンハネ(税金)していく・・・・
(現在は10%だが基本的には20%と考える)

内田というヤツが持ち株比率を高める為に、税金を差し引いた残りの40万円で、
ろくでなし商事の株式を買ったとすると・・・

新たに4株購入でき、全部で14株(前に保有していた10株+4株)になるが、
持ち株比率は14%(100株のうちの14株)である。
自社株買戻しした場合は
20%であるから、配当金で購入した場合は6%少ないのである。

毎年受け取れる利益は
14万円になるが、自社株買戻しをした場合より6万円少ない。
(
 現金で手に乗る利益ではないが会社の利益は株主のモノだからこのように考える)


どうでしょうか? もしアナタが受け取れる配当金(現金)よりも、

持ち株比率の上昇と株主価値の増加を望んでいるのであれば

自社株買戻しの方が会社からアナタへの

気の利いたプレゼントだと思うのですが?

このように、自社株買戻しは株主が追加資金を投入しないで
持ち株比率
株主価値を増加させる効果があるのです。

脱線開始!!

しかし、私は・・・・ 自社株買戻しより配当金が好きなんだ・・・

ワシャ、現金のほうがええんじゃい!!

と思うのですけれども・・・ 例え日本国政府にピンハネされても・・・・・

だって!! 私は山猫達にゼニがかかるんだもん!!

山猫達に、私の持ち株比率が上がった!株主価値は増加したんだ!!
でも現金は入ってこないから、約束のバッグはちょっと我慢しろ!!

と説明しても・・・・

あっそ!! バッグは約束だから買え!! こずかいよこせ!! 
ゼニを稼ぐのはアンタの仕事!! アタシは使うのが仕事!!

と言われておしまい・・・ 

うむむむ・・・山猫はバリュー投資家の天敵である!!

脱線終了!!


脱線が終了したところで今日はおしまい。
どうでしょうか? 自社株買戻しについて理解が深まりましたか? 
まだ、分らん人は・・・自分で
自社株買い馬鹿と豪語している・・・
自社株買いマニアのサイトに行って勉強しましょう。

自社株買戻しのテーマはまだ続きます。重要だから我慢してね。

何度も、繰り返し同じ表現、注意書きが出てくる「ろ・く・で・な・し」な日記ですが・・
初心者の方に強調したい部分を忘れないで欲しいからです。


今日の一言

投資の世界では見送りの三振がありません。
気にいった球が来るまで待てばいいのです。
                          ウォーレン・バフェット

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2004年1月22日 自社株買戻し3

2004年 1月22日 自社株買戻し3

バフェットの銘柄選択術シリーズ


バフェット様は自社株買戻しをする企業を好みます。
追加資金なしに持ち株比率が上昇して株主価値が増加するからです。
(追加資金なしで分け前をもらえる権利が増えると憶えましょう!!)

自社株買い戻しとは何て素晴らしいんだ!!


これだけをマークしていれば儲かるかもしれない!! って思う方はいますか??

ご安心ください。チャンと落とし穴が用意してあります。

自社株買い戻しは
無条件で株主価値が増加するとは限りません。


ここに、ろくでなし商事という会社があったとします。条件は以下の通り。

今期の利益は100万円で発行済み株式数が100株です。
一株の時価は10万円です。 会社が自由に使えるゼニが1000万あります。

前回の日記の時と同じように、500万円を使い50%の自社株買戻しをしたとします。

そうすると、会社のゼニが500万円減ることになりますが、買戻しに応じなかった株主は持ち
株比率が上昇し、分け前を受け取る権利が増える。 となります・・・ 


ただし、来年も今年以上の利益が上がることが前提の話です。 

もし、ろくでなし商事が業績が悪化して、永遠にどうしようもない企業になった場合には・・・

ただ、無駄に現金を減らしただけ!! 
 

ということになります。 株主からしてみたら・・・・

アホンダラ!! 余計なことをしないで配当金にしろ!! となります。


もっと詳しく説明します。

ろくでなし商事が、50%の自社株買戻しをした次の年に業績が悪化したとします。
例えば、その年は赤字だったとします。 

赤字会社の分け前をもらえる権利が増えたところで・・・

屁のツッパリにもならん!! となります。

もちろん、長期的にみれば一時的な業績の落ち込みかもしれません。
ファンダメンタルズの優れた企業・いけてる企業は復活しますからね。

しかし、毎年、業績が不安定なボンクラ企業の自社株買戻しは
意味がありません。
ですから、その企業が自社株買戻しをしても意味があるのか? ないのか?を考えましょう!!

脱線開始!!

悲しいことに・・現実は・・・圧倒的多数がボンクラ企業なのです・・・

だから、私は
配当金(現金)がええんじゃい!! と叫ぶのです。

それなら、無駄遣いの大好きな山猫にバックを買ってやれるしさ!!

例え、配当金に対して日本国政府に
ピンハネ(課税)されてもです。
ボンクラ企業経営者にヘタクソな再投資でゼニを無駄遣いされるくらいなら・・・

御国に無駄遣いしてもらった方が、まだ気持ちがいいね!!

気分的にあきらめがつくね!! 









昭和18年、政府の借金昭和17年、国債ポスター現在の国債ポスター国債宣伝CMB仕様

政府の借金700兆円なんのその!!

勝利だ!! 無駄遣いだ!! 国債だ!! 


無駄遣いの大好きな日本国政府を応援しよう!!


( 誤解がないように申し上げます。信じてもらえないかもしれませんが・・決して「褒め殺し」ではありません!!)

脱線終了! 

財務省からクレームが来そうな演説が終わったところで話を戻します。バフェット様が自社株
買戻しを好むからと言って、バフェット信者はそればかりに目を奪われてはいけません。

もう一度言いますと「自社株買戻しが株主価値を増加させる」というのは・・・

業績の安定しないボンクラ企業の場合には当てはまりません。
あくまでも
「いけてる企業」と「割安企業」に限ってのことであります!!

これは、何も自社株買戻しに限りません。私がバフェットシリーズで・・・

企業はこうでなくちゃいけねぇ!! 

と偉そうにイロイロと能書きをこくのは・・・・

あくまでも、バフェット様が認めるような「いけてる企業」であることが

大・前・提・!! なのであります!!


そして、私にはいけてる企業を見抜く、

バフェット様なみの定性分析力はありまっせーん!!

私はバフェット様を参考にして、少しでもバフェット様に近づこうとしているだけであります。

無責任で「ろ・く・で・な・し」な日記でごめんなさい!!

自社株買戻しはこれから何度もテーマにすると思いますが、取り合えずここまで。

 


結論です。

・自社株買戻しは追加資金なしで持ち株比率を上げることができる。
 (会社の分け前をもらえる権利が増える)
・自社株買戻しをしても、必ずしも株主価値が増加するとは限らない。
・自社株買戻しは、企業のEPS(一株当たり利益)を増加させる。



今日の一言 


鉱山とは、嘘つきが所有する穴ぼこである!!
                             
                             マーク・トゥエイン

この意味は「企業の業績見通しとは利害関係者(嘘つき)の皮算用である!!」ということらしい。 
 

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2004年1月24日 本業の利益かインチキか?

本業の利益かインチキか? 2004年 1月24日


バフェットの銘柄選択術シリーズ

本業のよる利益成長なのか? 財務操作(インチキ)なのか?

株式投資にとって、長期間の利益成長がいかに重要であるのかを繰り返し述べてきました。
自社株買戻はEPS(一株当たり利益)の成長率を高める効果があることも述べた。


読者がウンザリするほどに!!


EPS(一株当たり利益)の成長は株主価値を増加させる為の重要な要素である。
しかし、気をつけなければならない点がある。本来は商売が順調であればEPSは成長するも
のであるが、財務操作によってEPSを増加させることも出来る。

自社株買戻しとは、発行済み株式数が減るのでEPSは増大する。当り前ですな・・・

例えば発行済み株式数が100株の会社で 利益が100万円の会社であれば

EPS(一株当たり利益)=100万円(利益)/100(発行済み株式数)

だからEPSは1万円となります。
これが、半分の50株に減ってしまえば
100万円/50株=2万円となりEPSは2万円です。 

つまり、EPSは発行済み株式数に反比例するのです。
 



ですから自社株買戻しによってEPSの数値を操作する事が出来れば、実際に本業の利益が
成長してなくても、EPSの数値だけを見ている人は利益が上がっているように誤解してしまう
ケースがあるのです。

木を見て森を見ずでんな・・・・

実はズルイ経営者はこれを狙っているのです!!
 



去年のEPSより今年のEPSが大きくなれば
「お買い得」と考える投資家はその株を買う
でしょう。そして、スデに株主の人はEPSの成長だけを見て安心してしまうでしょう・・・ 

企業の利益の推移を見ないでファクターばかりを見て投資をする人はこれに騙されます。
ファクターとは別のファクターと比べてみて初めて参考になります。

ファクターは単独で見ても意味はありません。

この場合には、
利益の変化とEPSの成長率を必ず比べないといけないのです。

商売の利益の推移は財務諸表を見ないと正確には分りません。
しかし、詳しく読まれてしまうと財務操作でごまかしたい部分がバレでしまうので、ズルイ経営
者は難しい言葉・専門用語・横文字を必要以上に使い、素人投資家が読むのがイヤになるよ
うな財務諸表と目論見書をワザと制作するのです。

そして、投資家を「脳ミソ爆発」させ財務分析を諦めさせる事を企んでいるのです!!

ようするに、ズルイ経営者は投資家に簡単なファクターだけを見て
投資するように仕向けるのです!!

 

ですから、財務諸表を調べた上で複数のファクターを比べて投資判断をしないといけません!!


そんなの当たり前!! なんて言わないで下さい。 
信じられない事に市場参加者のほとんどは・・・・・









財務諸表を見ないでファクターだけを見て
投資をする方がビックリするほど多いのです!!




そんな、バナナ!!
 って言ったって本当なんだから仕方がない!!


あっ!! 当サイトの禁止ルールである、横文字を使っちゃった・・・・


ファクターとは、 PERだのEPSだのROEだの何とか比率っていうような
財務指数のことを横文字で表現したものです。
 

話を戻します。ちなみに、EPSの数値を操作できればPERと株式益回りも操作できます。 

つまり PER(株価収益率)=現在の株価/EPS(一株当たり利益)だからです。

PERは低い方が良いのだ!! 深田恭子は美人だ!!
(恐れ入りますが個人的な趣味の部分は無視して下さい。)
  
ですから・・・分母であるEPSの数値が大きくなれば自然と答えであるPERが低くなるのです。 

そうすれば、投資本などを読んで低PERが良いのだ!!という部分だけを憶えている
勉強したての
「知ったか君」を騙す事もできます。



もう一度言います!! ファクターは単独で見ると、ズルイ経営者の
合法的な会計操作に騙される場合があります!!


バフェット様が、自社株買戻しを評価するのは、
いけてる企業であり本業の利益
成長している企業のことです。

本業の利益が悪化したり、鈍化しているのを会計操作(インチキ)で
ごまかす為に自社株買戻しをする企業のことではありません!!


比較の方法は簡単です!!

では、実際にEPSの成長が本業の利益によるものか、財務操作によるものかを調べる方法を
説明します。エクセルを使い、数年間の純利益とEPSと発行済み株式数の推移を横棒グラフ
にして見比べてみれば一発でわかります。

 

わしゃ、エクセルは使えん!! 

という方は文房具屋に行って方眼紙を買って横棒グラフを作ってください。
ちなみに、私もエクセルは使えないので方眼紙で横棒グラフを作って見比べています。
これは、何もEPSだけではなく全ての分析に使えます。 
例えば、過去数年間の売り上げ・純利益・棚卸資産・負債・売掛債権なを並べた横棒グラフ
を作れば企業の本当の姿が見えてきます。つまり、粉飾決算や合法的な会計操作で都合の
悪い所を隠したがる経営者の意図を見抜くことが簡単にできます。 

詳しい説明は後日の日記のネタが減るので割愛します。 

これなら、専門用語を羅列し
脳ミソ爆発の嫌がらせ財務諸表や目論見などを
隅々まで読まなくてもいいのです。

さよなら!! 嘘つき年次報告書!! 脳ミソ爆発財務諸表!!


結論です。

・EPSの成長率を調べる時は必ず純利益の成長率と比較する事。
・自社株買戻しによって、税引き利益が成長していなくてもEPSの成長が可能になる。
・自社株買戻しは業績悪化をごまかす為の手段として使われるケースがある。



今日の一言 (映画 パイレーツ・オブ・カリビアンより)

世の中に一つだけ確かな事がある!!
嘘つきは嘘しかつかないという事である!!

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2004年2月 7日 経営陣の投資能力

経営陣の投資能力 2004年 2月 7日

バフェットの銘柄選択術シリーズ

多くの日本企業を見ると・・何だか、考えるだけ無駄なようなテーマですな・・・・
でも、ごく少数ではあるが投資能力の優れた経営陣はいるハズです。
ただ、3600社の中からそれを探しだすのは、けっこう苦労するものです。

まぁ、でも先に進みます。 

企業が利益を上げると、経営陣はそれをどのように使うのか決めなくてはならない。
ただし、利益の全てを自由に使えるワケではない。 
一部は、不測の事態に備えてプールしたり設備投資に当てたりしなくてはいけない。

でも、自由に使えるゼニが必ず残るハズである!!

バフェット様のこの自由に使えるゼニの使い道を、物凄く注意深く観察している。

経営陣はこの自由になるゼニを使って、さらなる利益を追求しなくてはならない!!

それが、資本主義というモノであり、企業の存在意義であるからだ!!


例えば、今期100万円の利益を上げた、「ろくでなし商事」という会社があった。
40万を将来に必要な設備投資の為にプールして、残った60万を自由に使えるとする。

問題はこの60万円をどうするのか?? という事である。

これをどう活用し、どのような結果になるか? 
経営陣の投資能力が評価されのである!!


信賞必罰!! 結果が全て!! 精神論は一切不要!!  

(精神論の塊のような私が言っても信憑性はないかもしれませんね・・・きゃははは!!)



新しい店舗を出すとか、新しい事業に投資するとか、株主に配当として配るとか、
自社株買戻しをするとか 選択方法はイロイロある。

例えば、儲けたゼニを使って新しい店を出したとする。 

儲からなかった、失敗しちゃった!! あはははは!!

なんて事になると・・・

ふざけんな!! だったら配当にせんかい!!
 

と株主は思うものです。

でも、新しい店のおかげで儲けが増えるとする、例えば儲けが15%増えたとすると・・・
株主は配当として現金でもらうより、経営陣に預けたままにしておく方が良いのである。
60万を使って15%以上の利益を確実に上げられる自信のある方には、そうとは言えないが。
でも、年間15%の利益を上げる投資というものは世間では、あまりないはずである。

勿論、例外は沢山ある。 当サイトのリンク集で「尊敬する先輩コーナー」にいる人達は 

利益は全て配当金で欲しいハズだ!! 

ヘタクソな再投資を経営陣にされるくらいなら・・・
利益の全てを配当金としてもらい好きな株を買って運用した方が良いからね。

つまり、
自分で運用するよりは経営陣に運用させていた方が結果が良い場合のみ
再投資は配当金より有利なのである。 
この場合のみ、
この経営陣の投資能力は素晴らしい!! と言うことが出来る。

バフェット様はこのような経営陣のいる企業が大好きなのである!! 

だけど、そんな企業は少ないから、
ワシャ現金(配当)がええんじゃい!!となる。

再投資とは、儲かったゼニを設備投資・新規事業の参入・企業買収・新規出店 に使うこと。
再投資=縄張り拡張するぞ!! と憶えましょう!!

でも、この再投資がヘタクソな場合には・・・縄張りの拡大どころか・・・

株主のゼニをドブに捨てただけ!! 

となる・・・そして、悲しいことに圧倒的多数の企業がこれをやってしまう・・・

まぁ、これなら、悪気は無かったということで、あきらめもつく場合もあるが・・・
豪華な自社ビルを建てたり、発表会などでタレントを呼んだりする企業は

ひじょおおおぅぅに ムカツク!!


脱線開始!!

最近、私が期待していた企業が、有名タレントを呼んで発表会をするらしい・・・


オイ!! こら!! そんなゼニがあんなら俺様に配当でよこせ!!
ソイツが来たら・・なんか、メリットがあんのか?? 
来年の儲けが3倍にでもなんのか?? 
株主の俺様とそのタレントがデートでもしてくれんのか??  

どうせ、ペチャクチャ喋っているのを見るだけだろうーが・・・
どうせ見るだけなら ゆXか とかいう馬鹿女ではなく・・・


深田 恭子 を呼んでくれ!! 

脱線終了!!

さてと、株主のゼニを有効活用できない、経営陣の話はほっておいて・・

では、具体的に
再投資が成功しているのか? を調べるにはどうしたら良いのか?

「バフェットの銘柄選択術」を見ると、再投資した部分が利益成長につながっているか?
を調べなさいと書いてある・・・

それには、内部留保した金額を全て再投資と見なして、EPSの成長率を確認するらしい。

具体的に説明します。 

EPS(一株当たり利益)が100円とします。

しかし、利益は全て配当金にする企業はマズないので、

このうちの
50円を株主配当にしたとします。これは、利益の50%を配当にしたという事で、
こういうのを難しい言葉で
配当性向といいます。 

四季報CDの、上の画面の
BSという所をクリックすると出てくる、
帳簿の上から
12段目に配当性向%が記載されています。

ようするに、
儲けの50%は株主に配ったよ!! という意味です。

すると、残りの50円は内部留保としてプールする事になります。
この残った50円こそが再投資と見なされるのです!!

これを、一定期間、一株当たりの内部留保の合計を出します。それがその期間に再投資
した金額になります。 そして、一定期間のEPSがどれだけ成長したのかを調べます。
その答えに 一定期間の内部留保の合計金額で割ったものが、

内部留保して再投資した分のROEとなります。

つまり、内部留保を使いどれだけ儲かったのか? が分るのです。  

うむむむ・・・これは表にした方が分り易いね・・・下を見てチョ!!

年度EPS配当金一株当たり内部留保
1990100円50円50円
1991120円60円60円
1992140円70円70円
1993160円80円80円
1994180円90円90円
1995200円100円100円
1996220円110円110円
合計1120円560円560円

発行済み株式数は変化しないものとする。


まず、EPSの合計を計算する、この場合の答えは1120円です。
配当金として株主に配った金額の合計は 560円です。

ということは・・・ 1120円-560円=560円となり

1990年から1995年の間の一株当たり内部留保の合計は560円となります。。


では、この間にEPSはどれだけ成長したのでしょうか? 

最初の年が100円で最後の年が220円ですから・・

この企業は5年間でEPSを120円増やしたことになる。

ですから、これに5年間の一株当たり内部留保の金額で割ってやると・・・

120/560=0.21となり %なら21%となります。 

したがって、増加した資本分の 
ROEは21%であると言えます。

でも、これでは私は納得しない・・・って言うかこんなケースはマズないからね。

実際には、発行済み株式数が変化したり、EPSが異常値だったりすると使えない場合がある。
それを調整している間に・・・ アホの私は 
脳ミソ爆発するのである!!

それに、私は再投資を何に使ったのか?また再投資の金額が分らないと面白くない・・・
ただ、現金を積み上げただけのモノと設備投資が現状維持のモノなのか? 
それとも縄張りの拡張を狙った再投資なのかを区別したいのである。

一定期間のEPSの成長率を見て内部留保の有効活用を調べる事は確かに大切だ。
でも私は、それよりも、もっと具体的な事を知りたいし、知らなくてはいけないと思う。

ただ積み上げた現金や現状維持の為の設備投資を
縄張りを拡張する為の再投資と一緒くたにされては困る!!


例えば再投資を新規出店に使った場合には、新規出店にかかったゼニの金額を知りたい・・

と思うのである。 親切な会社はHPなどに新規出店した店舗数などを細かく書いてある。
そして、その売り上げや今までの店舗の売り上げも細かく書いてある。
でも、新規出店の為にかかったゼニの合計は書いてないケースがほとんどである。 

それは、当サイトのように
都合の悪いメールは隠す!! と同様に

都合の悪い所はごまかす!! という企業が多いからだ・・・

よって、
縄張り拡大を目的とした再投資が成功したのか? 
その再投資は効果があったのか?
 この部分に関しては

有価証券報告書や来年の抱負とやらを読んでもサッパリ意味が分らないケースが多い・・
会計に詳しい人なら帳簿だけで、分るのかもしれないが私にはサッパリ分らん・・・

そんな場合はどうすりゃいいの?

簡単です!!
 企業に電話して聞けばよい!! 

例えば新規出店の結果を訪ねる場合

あのさぁ、オタクの帳簿やHPを見てもサッパリ
意味が分んないから教えてくれる?? 

新しい店を出す為にかかったゼニの合計金額を教えてちょーだい!!
 
設備投資で一緒くたにされても困るんだよね・・・
そんでもって・・新しい店は儲かってんの? 結果はどうなの?


すると、たいていのIR担当者は 
横文字・専門用語 を使って答えるハズだ・・・

そしたら・・・

俺さ・・馬鹿だから、専門用語を言われても、わかんネェんだよ!!

もっもしかして・・・馬鹿な俺に専門用語を羅列して煙に巻いて誤魔化すつもりなんだろ?
それとも、何か? オタクの会社は専門用語の分らんヤツは馬鹿にすんのか? あん?
専門用語の分らんヤツは株主になっちゃいけねぇのか? 

だったら、上場して株式公開する時にそう言ってくれよ!!

当社の株は馬鹿は買っちゃいけません!! 
会計の分らんヤツは買っちゃいけません!!

って最初から言ってくれ!! そうじゃないなら・・



IR担当だったら、分り易く説明してくれよ!!

と言ってやる。 ちょっとばかり、
ガタガタ言ったほうが丁寧に教えてくれる・・・

こういうのは、
揉めた者勝ち!! なんだよねーん

えっ? そんなの恥ずかしい?? だって?? 

知らぬのは一時の恥!! 聞かないのは一生の恥 

という諺があるでしよ・・だから遠慮しないで聞けばいいのよ!!

私は、自分で勉強もしないクセに無料で「教えて君」をしてくるヤツが大嫌いなんだけど・・・
企業のIR担当者になら、私は思いっきり
「教えて君」をするんだよね。

だってさ、ヤツラの給料を払っているのは 会社の部分的オーナーである私だからね・・

ゼニを払って聞いてんだから、遠慮することはないんだよね!!

ようするに、再投資にいくらのゼニを使って、いくら儲けるつもりなのか? 

これをハッキリしている企業が
ひじょおおおぅぅぅに少ない!! 

例えば・・・有価証券報告書や株主へのメッセージを読むと、多くの企業が・・

近年の厳しい経済状況のため売り上げが伸びず・・・
社員一丸となって・・・・円高の為に・・・ 同時多発テロ以降の・・・

といった、外部要因や精神論の羅列がほとんどである。

こんなのを延々と読んでいるとイヤになる!! ウンザリだね・・・
だから、企業の分析が面倒になってくる・・・

実はズルイ経営者はこれを狙っているのである!!

馬鹿を煙に巻いてごまかす大作戦!! である!!
(全国のズルイ経営者の皆様、本当の事をバラしてごめんなさい!!)

こんなモノに負けてはいけない!!

ようするに、再投資をして次の年は儲けはいくらになるんだよ!!
アンタの皮算用が聞きたいんだよ!! コッチは話半分で考えるから!!
そしてアンタの会社に投資したら俺様はいくら儲かるんだよ!!

私が聞きたいのはこれだけ!! 

ですから、皆様も何事も
要するに何なんだよ!!

とシンプルに考えましょう!!


そして、分らん事は
ドンドン、企業に電話して聞きましょう!!
さて、IR担当者を困らせる方法教室が終わったところで、今日はおしまい。

結論です。

・消費者独占型企業(いけてる企業)は内部留保を再投資した時の効果が大きい。

・内部留保を長期間にわたって、有効活用できる経営陣のいる企業は、
 株主に大きな利益をもたらす。 (そんな経営陣はまず、いないけどね)

・消費者独占型企業の再投資は成功する確率が多く、大きな利益成長が可能であり
 株価上昇にも大きな期待が持てる。

今日の一言

一つの事業をちゃんと理解すれば、
いろいろな事業に手を出す必要はありません。


                          ウォーレン・バフェット

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2004年2月13日 バフェットの銘柄選択術 おしまい編

バフェットの銘柄選択術 おしまい編  2004年 2月13日
 

バフェットの銘柄選択術シリーズ

さて、今までバフェットの銘柄選択術について勉強をしてきたことをまとめたいと思います。
質問形式のワークシートになっていて順番に答えることができれば、バフェット様の考え方
が理解できるハズです。(187ページ参照)


Q1  その企業は消費者独占力をもっているか? 

もし、この答えが「はい」であるならば「7歳の子供にも分るように説明しなさい」と
バフェット様は言っている。 何事も単純に考えるのがバフェット流である。



Q2  その企業の事業内容を理解しているか?

その企業の提供している製品やサービスが廃れてしまう可能性はどの程度あるのか?
これを、正確に捉えるにはそれらの製品やサービスについて理解していなくてはならない。
長期投資を考える上では、とても重要なことである。
ようするに、 
知らないものには手を出すな!! という事ですね。




Q3  その企業の製品・サービスは20年後も陳腐化していないか?
 

こんな事は私には分らない!!  でも、絶対になくならない業種でいけている企業なら
大丈夫なのかもしれない。 でも私はせいぜい5年先で考える。 
バフェット様のように資金量での制約を受けないから20年先のことを考えないでもよい。




Q4  その企業はコングロマリットか?

コングロマリットとは、早い話が一つの会社でイロイロな商売をしている企業のこと。
よく世間では、

私はイロイロ手広く商売をしている!! 

と自慢いるオッサンがいるがアレの会社型。

私は一つの事だけをやって成功した例は知っているが、イロイロやって成功した例は
あまり聞いた事が無い。 よって、私はコングロマリットの企業には投資はしない。
しかも、その企業の全ての事業を理解するなんて私には無理!! よってこの項目はシカト!!




Q5  その企業の一株当たり利益(EPS)は安定成長しているか?

EPSの数値は、四季報CDのスクリーニングの条件式で10期分のEPSを抽出すればよい。
しかし、発行済み株式数が変化している場合があるので必ず調整する。
EPSは純利益/発行済み株式数であるから、
毎年の純利益を最新の発行済み株式数で割ってやれば調整済みの答えが出てくる。
これは、エクセルでやると 
あっというま に計算できる。
企業の過去10年間のEPSの数字を取り、年間平均成長率を計算する。 

数式は以下の通り

(直近のEPS/10年前のEPS)^(1/10)-1




Q6  その企業は安定的に高い株主資本利益率(ROE)を
    上げているか?

 

企業が長期的に成長を続ける為には高いROEがかかせない。 
高いROEは成長のジェットエンジンのようなものだ。
バフェット様は最低
15%は欲しいと言っているが、日本では10%もあれば御の字!!

過去10年間のROEを合計したものを10で割れば、その間の平均ROEが出てくる。




Q7  その企業は強固な経済基盤を有しているか?

いけている企業は利益率が高く、長期負債はまったく無いか、あってもスグに返せる規模だ。
自己資本比率はあまり関係がない、企業が借金を返すために自己資本を切り崩すケースは
滅多にないからだ。そこで、長期負債を返すとしたら何年で返せるのか? これを調べる。

長期負債/税引き利益=返済年数   これが何年もかかる企業は駄目。



Q8  その企業は自社株買戻しに積極的か?

投資した企業が自社株買戻しを行うと、ゼニを使わずに持ち株比率を高めることが出来る。
バフェット様が投資した企業の経営陣に自社株買戻しを促すのはその為である。
我々のような個人投資家は、総務部にメールを出して 

自社株買戻しをしてちょ!! とお願いするのが関の山だ!!

オイコラ!! 自社株買戻しをしないと 街宣車だすぞ!! と脅かすワケにはいかないので・・・
ですから発行済み株式数を調べて、減少している企業を見つけるしかありません。



Q9  その企業の製品・サービス価格の上昇はインフレ率を
    上回っているか?


私は気にしたことがございません。その為に金塊と外貨の現物を持っているのですから。
そして、これはインフレになってから考えます。



Q10  その企業の株価は、相場全体の下落や景気後退、
     一時的な経営問題などのために下落しているか?


もし、答えが「はい」なら株式を買う絶好の機会である。
逆に「いけてる企業」の株式を割安に買うには、このような時でないと買えない。
株で儲けたいのであれば、個別の悪材料や株式市場の短期的な動きを利用して利益を得る
方法を学ぶべきだ。 

市場が大暴落して市場参加者がパニックになっている時こそチャンスである。
その時の状況をバフェット様の御言葉を拝借すれば・・・

セックスをしたくてウズウズしている時に、ハーレムにやってきた。
まさにそんな気分です。
買うべき割安企業がゴロゴロしている状態です。




Q11  株式の益利回りと利益の予想成長率を計算し、
     国債利回りと比較せよ。

 

ゼロコンマ、ゼロ、ゼロの国債ゴミ金利と比べても意味が無い!! よって比べる必要なし!!
ですから自分で決めましょう!! 私は最低でも予想成長率は15%は欲しい!! 
それ以上でも、それ以下でも、それはアンタの勝手!! 所詮は皮算用!!



Q12  株式を擬似債券と考え、期待収益率を計算せよ。

まずQ6で計算した過去10年の平均ROEから、配当として支払われる部分を差し引き
株主資本の予想成長率(皮算用)を求める。 
例えば、平均ROEが20%で配当性向が30%の企業であれば

株主資本予想成長率(BPSの皮算用)=ROE(1-配当性向) 

だから

株主資本予想成長率(BPSの皮算用)=0.2*(1-0.3)

で0.14となる。%なら14%だ。 しかし、多くの日本企業の場合・・・
馬鹿の一つ覚えのように、毎年10円とか20円と配当をする企業が多いので計算が楽!!

10年後の予想BPS(皮算用)の計算式は以下の通り。


予想BPS=直近のBPS*(1+株主資本の予想成長率)^10

これで出た答えに平均ROEをかけて予想EPSを計算する。数式は以下の通り。

予想EPS=予想BPS*平均ROE

これに、過去平均PERをかけると10年後の予想株価が出る。数式に以下の通り。

予想株価=予想EPS*過去平均PER

ただし!! あくまでも皮算用!! こうだったらラッキー!!くらいに考えてね!!
超保守志向の私は、過去最低PERを使う。 そして過去最低PERがあまりにも高い場合
にはPERを10で計算する。 素人はこのくらい悲観的に保守的に考えなくてはならない。
長期投資の利益予想は保守的に悲観的に考える
長い間には何があるか分からないからね。

最後に10年後の予想株価と現在の株価から、今後10年間の期待収益率を計算する。

期待収益率=(10年後の予想株価/現在の株価)^(1/10)-1

しつこいようだけど、あくまでも皮算用!! こうだったらラッキー!! と考えてね!!
でも、いけてる企業を割安の時に買い長期に保有すると・・・


何故か嬉しい誤算が生まれる!! 



Q13  過去のEPS成長率をもとに計算する手法で
     期待収益率を計算せよ。


これは、あまりにも楽観的過ぎる答えが出るので私は使わない!! 
脳ミソの中が、チョコレートと蜂蜜で出来ている、超楽観主義者でもこの計算で出た答え
を信じるのは無理だと思う。 だからここでは述べない!! 

以上で、バフェットの銘柄選択術シリーズのまとめを終了する。


バフェットの銘柄選択術を勉強していて、感じたことを以下にまとめる。

このワークシートは日本株にはそのまま使えない。 


理由1 アメリカ人と日本人の国民性の違いが大きいと思う。

消費者独占、強力なブランド力 という考えはアメリカ人には、素直に受け入れられる。
何故ならアメリカ人は
単純で馬鹿が多いから、ナンバーワンとか最強が大好きである。 
しかし、日本人は絶妙な「わびさび」を好み、ナンバーワンとか最強というものを好むよりも
弱いものに味方したり応援したりする。

やさしい性格の人が多いのだ!! これを大和の心という!!

そして、株式の価格を決めるのは市場参加者である。 
だから、消費者独占力があっても、強力なブランド力があっても皆が見向きもしなければ
どんな素晴らしい企業の株もいじめられっ子のよっちゃん株のままである。
いずれ、本源価値に株価が追いつくのだが、それがいつになるかは分らない。


 

理由2  資金効率を考える経営者があまりにも少なすぎる。

従業員に給料を払い、銀行に返済をして、取引企業の支払いを済ませればOKという
感覚の経営者が多い。 これではEPSやBPSの成長率なんて考えるだけ無駄!!
そして、再投資がヘタクソすぎる!! 会社は株主のモノと考えていない経営者が多い。 



理由3  あらゆるデータがあまりにも少ない。

日本ではデータがあまりにも少なすぎる。 一つ一つ数値を拾っていくだけで一苦労する。
アメリカでは、あらゆるデータがインターネットでスグに調べられる。
バリューラインなど素晴らしいサイトが沢山あるからね。
まぁ、日本市場はまだまだ非効率だから、厳密に調べなくても儲けられるけどね。
しかし、データが無いなら集めればよい!! 俺様が日本版バリューラインを作ってやる!!



理由4  バフッェト様並みの定性分析は無理!!

バフッェト様の言っていることは単純だが、実際に分析をやってみると恐ろしく難しい。
その業界を熟知していないと絶対に無理だと思う。
定性分析に確信が持てない以上は定量分析を厳密にするしかない。
そして、グレアム様の言う「安全域」を思いっきりとらないといけないと思う。
しかし、そうすると・・・ただの資産投資になってしまう。

結論です。

とにかく、そのまま使える株式投資のノウハウ本としては効力を持たないというのが
私の印象です。しかし、成功した究極の投資家に学ぶべき点は沢山あり、
少しでも近づくことは可能だと思います。 
つまり、金持ち父さん貧乏父さん と一緒で日本で使えない部分が多すぎる。

そのまま使えるノウハウ本ではなく哲学書とか心得書と
解釈したほうがよさそうです。

って言うか・・・
アメリカ市場が大リーグだとすると、日本市場のレベルは中学生野球のレベルですから
バフェット流を極めなくても、大まかな点を抑えるだけで利益を上げることは可能だと思います。 

つまり、日本市場では難しいバフェット流を極めなくても利益を上げることが出来る!! 
頭の上のハエを叩き落すのに、
パトリオット・ミサイルはいりません!!


というワケで、結局・・・
バフェットシリーズは何だったんだ!! 

と後味の悪いろくでもない終わり方ですが、ろくでなし日記だから許してチョ!!
次回からは「会計シリーズ」が始まります。


 

今日の一言

儲かっていない会社には誰も投資しない。

     
                                         
マット・セト

 

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